黒いドレスに身を包みストリクスヘイヴン魔術学園で教授として教鞭をとる妙齢の女性・・・
・・・というか、カードのサブタイプでおもっくそネタバレしている通り、黒のプレインズウォーカーの一人リリアナ・ヴェスその人である。
概要
灯争大戦が、反ボーラス陣営の勝利で終結した後、ボーラスに加担した悪のプレインズウォーカーとして追われる身であったリリアナであったが、追跡してきたケイヤとの話し合いの結果「”鎖のヴェール”を手放しドミナリアでリリアナを騙って悪事を働いていた偽物の遺体を火葬する」という合意に達し、その後の両者が取り決めたプロセスにも従ったのでケイヤはリリアナの追跡を止めた。今まで彼女の分身ともいえる”鎖のヴェール”を手放したということはジェイスやチャンドラにもリリアナが死んだと思わせるには充分であった。
当の彼女はというと自分を犠牲にしてリリアナに掛けられていた契約を無効化し反撃するチャンスを与えたギデオンに贖罪の念を抱いており、彼を復活-かつての兄のようなリッチではなく生者として―させる方法を模索しており、その一環として、セラフィナ・オニキスと名を変え、様々な魔術の知識を秘蔵するストリクスヘイヴンに身を寄せてそこで教授として暮すこととなったのであった。
外見や性格
これまでの妖艶さ全開だったリリアナとは異なり、髪の毛を綺麗にシニヨンにまとめドレスもシックなスタイルに落ち着いているなど喪服を纏った淑女という外見となっている。
また、ギデオンの死後に考え方が変わったのか、これまでの自分が主導権を握っていないと気に入らないという雰囲気を隠そうとしない高慢さは鳴りを潜め、創始ドラゴンであるベレドロス・ウィザーブルームに丁重に教えを請い助言を素直に受け入れるなど、落ち着いた立ち振る舞いをしている。
カード性能
オニキス教授
マナコスト | (4)(黒)(黒) |
---|---|
カードタイプ | 伝説のプレインズウォーカー — リリアナ |
初期忠誠度 | 5 |
能力 | 魔技 ― あなたがインスタントやソーサリーである呪文を唱えるかコピーするたび、各対戦相手はそれぞれ2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。 |
[+1]:あなたは1点のライフを失う。あなたのライブラリーの一番上からカード3枚を見る。そのうち1枚をあなたの手札に、残りをあなたの墓地に置く。 | |
[-3]:各対戦相手はそれぞれ、自分がコントロールしているクリーチャーの中で最大のパワーを持つクリーチャー1体を生け贄に捧げる。 | |
[-8]:各対戦相手はそれぞれカード1枚を捨ててもよい。そうしなかったなら、そのプレイヤーは3点のライフを失う。この手順をさらに6回繰り返す。 |
『ストリクスヘイヴン:魔法学院』にて神話レアで収録。また同セットにはイラスト違いの枠無し特殊イラスト版も存在する。
マナ・コストが重いものの手札の補充に強制生け贄で除去耐性が効かないクリーチャー除去、さらに『ストリクスヘイヴン:魔法学院』固有のキーワード能力「魔技」の効果でライフドレインも可能で、コントロール系デッキでは居座れたら優秀なフィニッシャーとなる。しかし戦局や戦場に干渉できるのは連発しずらい[-3]能力のみで、単独で自身を守りにくく、ただ適当に使っても勝てないカードでもある。