「いい鶏肉入ってるよ!」
(この記事には微細ではありますがネタバレがあります。閲覧の際はご注意ください)
プロフィール
概要
佐田杏里とは『まちカドまぞく』の登場人物である。15歳の高校一年生で、主人公である吉田優子もといシャミ子と同じ一年D組に在籍している。
シャミ子が高校に入学してからの初めての友人。
体育祭実行委員会であり、さらにソフトテニス部所属で、スポーツウェアを着た姿をよく見られる。
ショッピングセンターマルマ内のマルマ精肉店の一人娘。一巻第8話ではシャミ子にウィンナー売りのバイトを紹介したり、その後もバイトをしてもらったりしている。また、自分が店番をすることも多く、得意の話術でシャミ子、桃、ウガルル等のオツムがちょっとアレな面々を誑し込み商品を買わせたりしている(挨拶品としてお米券を買おうとしていた桃に、牛肉を購入させた。下記参照)。
趣味はBBQで、炭火を起こすことができたり、家族用のキャンプセットが家にあったり、山に行った時にはとてもテンションが上がったりと、アウトドア系の性格である。
人物
ノリは軽めだが面倒見がよく、ツッコミ役になることも多い。
シャミ子とはシャミ子が魔族として覚醒する前から仲良くしており、早退がちで帰宅部であったシャミ子のことを気にしてからか声を掛けることが多かったらしく、シャミ子からの信頼は厚い。(が、本人の許可無く個人情報をバラした経験があり、シャミ子から「刺客か」と疑われた事もある。)
そのノリの良さゆえか、話を盛る癖があるらしく、1巻でウインナーの実演販売のバイトに赴いたシャミ子の事を、自分の母親に、
「やんごとなき闇の一族の子女が、最強最悪の宿敵に騙されて、地方予算並みの借金を抱えている」
などと伝えていた(それを聞いたシャミ子は即座に「杏里ちゃん、話メガ盛りです!やんごとあります!」と否定していた)
「いい肉入ってるぜ!」
他に、3巻でぱんだ荘に引っ越す桃が、引っ越しの挨拶品を探している時。そのセールストークによって、桃に牛肉を購入させた(清子がお米券を所望してる事から、当初桃はお米券を挨拶品に買おうとしていた。しかし杏里に「米はシャミ子の脂肪にしかならないけど、肉はシャミ子の筋肉になるんだよ!」と言われ、あっさり予定変更してしまった)。
6巻でシャミ子が落ち込み寝込んでしまった高級焼肉店での一件は杏里が元凶だったが快く許している。(というか忘れていた)尚、その件での杏里のお詫びが更なる波乱を巻き起こす事になる…。
陽夏木ミカンが転校で一年D組に入ってきた時には積極的に仲良くなり、コミュニティ能力をふんだんに発揮した。またその後の事件の際はミカンの身を案じ、家に様子を見に行くほどの友達想いを見せ、結果的にだがミカンとウガルルを救う重要なアクションになった。
またミカンママのネーミングを最初に考え出した人物でもある。
とても顔が広く、せいいき桜ヶ丘内で普通に暮らしていては普通知らないであろう情報まで知っていることがある。
シャミ子と深く関わる人物の多くは杏里を経由して知り合っている。(小倉しおん、千代田桃、白澤店長&リコ)
加えて、その「さた あんり」という名前もサタン+アンリ・マユ、もしくはサンタ・マリアという神学界のビッグネーム同士の組み合わせを想起させるもの。
そのためかネット上では物語内での重要なキーパーソンではないかという予想もなされている。
但し現状判明している範囲で言うとシャミ子と繋がりが深い人物の中では唯一の一般人である。(親族や元魔法少女、後から判明したまぞく除く)
また母親も1巻にて登場しているが、6巻の桃の記憶でも同一人物と思われる女性がまぞくの連絡網につながるまぞくを紹介しており(コロッケと引き換えに)、顔の広さは母親譲りらしい。
なお当時の店名は吹き出しや4コマ枠に遮られているものの「さたんや」と推測でき、上記の仮説を裏付けるものとなっている。