イネカリ斬りの農夫
おまえのようなのうふがいるか
概要
ムドーやジャミラス、グラコスなどの世界に住まう魔王を討伐する旅を続けていた主人公達はついに下の世界のライフコッドに辿り着く。
其処には主人公と全く同じ姿をしているが何故かビクビクしっぱなしの一人の青年がいた。そして、上の世界とは違い住民もどこかよそよそしい態度を示すものの、なんだかんだ言ってターニアをはじめとした一部の村人のように歓迎してくれる者もいた。
そんな中主人公を脅威とみなす魔物たちは魔王の使いをはじめとした強力なモンスターを村に派遣し、村を蹂躙し主人公を抹殺しようとする。
そうして村を襲撃するイベントが始まった。Ⅳの山奥の村やⅤのサンタローズといった前二作では主人公に所縁のある村が魔物の仕業で壊滅的な打撃を受けるイベントがあり、「ああ・・・今作でもターニアが殺されてしまうのか・・・」と鬱イベントを予感したプレイヤーが目にしたのは・・・
襲撃してきたモンスターを迎撃に出た男衆が一人につき二匹引き受け、村の損害を出さぬよう果敢に奮戦している村人の姿だった!
ちなみにこのイベントで襲撃に参加したモンスターはずしおうまる・てっこうまじん・バーサークオーク・ボストロールと、現実世界のライフコッドに到達した時点のパーティーでは気軽に戦えるレベルのモンスターではない。それらを迎撃に出た村人は一人につき二体を相手にしていたのだ。これだけでも彼らが現実世界屈指の遣い手といっても過言ではないと言える。
その中の一人がこの農夫でずしおうまるとバーサークオークのコンビに対して”クワ攻撃””カマ攻撃”を駆使して奮戦。主人公達が介入して敵を撃破した後に「みなに見せたかっただなぁ、オラの必殺技のイネカリ斬りを」と息も乱さずに余裕のインタビュー。
結局このイベントでは無事にまおうのつかい達を返り討ちにし、ゲームでは人的被害はおろか建物被害もゼロ。それを目にしたプレイヤーたちが唖然としたのは言うまでもない。
ちなみに・・・
やはりこの村は公式でも”ちょとやそっとの魔物の襲撃ではびくともしない強者たちの村”と扱われているようで、Ⅺのパーティーメンバーの一人であるグレイグはイネカリ斬りに真剣に興味を持っている。