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黒芒の姫の編集履歴2021/08/04 17:46:58 版
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センシティブな作品

「人間て… 本当にお馬鹿さん…」

概要

漫画『結界師』に登場するキャラクター。烏森を狙う妖の組織「黒芒楼」の主であり、城のある異界「黒芒(くろすすき)」の土地神でもある。

部下たちからは「姫」と呼ばれ、外部の者からは「黒芒の化け狐と呼ばれる。

年齢は不詳だが相当な高齢で、足が動かず歩くことができない。

そのため普段は城内の一室(寝所)にて、延命装置という名の枷(首輪・足枷・尻尾枷)に繋がれ治療を受けている。

特徴

容姿

センシティブな作品

普段の姿は九尾を持つ若い女性。白目がなく不気味な印象。

向かって右半分が黒色、左半分が白色の着物を、胸元を乱しながら着ている。

動かない足にはたくさんのひび割れがあるのが確認できる。

性格

側近のからは「振るまいはただのワガママ娘」と言われており、「ワガママを言うのが好き」という自覚もある。

全てを楽しいかつまらないかで判断しており、退屈を何よりも嫌う。つまらないと判断すれば他人の話はまともに聞こうとせず、楽しければ自分の城さえ壊れてもいいと考えるほど。

それでも自分に長く仕えた白は大切な存在になっていたのか、終盤では松戸平介との戦いで傷ついた彼の身体を治している。

能力

今でこそ衰弱しているが、土地神だけあって元々の力は凄まじく、かつて自分に挑んできた白を完膚なきまでに叩きのめした。

白が幹部の大半を蟲により従えていることを考えれば、彼を倒したその力は相当なものである とわかる。アニメでは雷のようなものを落として攻撃した場面もある。

土地神としてはそこそこ名が知られているようで、無色沼のウロ様の側近・豆蔵にも認識されていた。本人曰く「長く黒芒の地に住んでいたらいつの間にか主になっていた」とのこと。

また、相手を尻尾で包み込んで能力や思考を読むことができる他、自らの力を与えることもできる。

良守に使用した際には「黒芒楼を潰す」という彼の意思を読み取り、「いっそ潰した方が楽しいかも」と考え力を与えた。これにより良守は、城内の経路や妖たちの扱いがわかるようになった。更に火黒との戦いを決着づけた真界の発動にも、この力が関わっていると思しき描写がある。

作中では

白ら部下たちが烏森を手に入れる計画を立てる中、衰弱の激しさを案じた藍緋の提案で烏森に連れて行かれる。

久し振りに外に出られたことを喜んでいたが、烏森では力が戻るどころか体調が悪化し、やむなく撤退する。アニメでは長引く外の戦闘に業を煮やし、自ら攻撃を仕掛けるが、烏森のものと思われる不思議な力により苦しみ出した。

姫が烏森に長居できないとわかったため、白らの計画は「姫を烏森の主に据える」ことから「烏森の力を奪う」ことにシフトしていく。

終盤では城が崩れていく中、部屋から這って抜け出し、捕まったを探していた良守と遭遇。捕虜と勘違いされ、延命装置を外される。

そして前述の経緯で彼に力を与え、敢えてそのまま行くように言った。

延命装置が外れたことにより衰弱は急激に進み、白に発見された時には小さな老婆の姿になっていた。

そのまま彼に連れ出され、残った力で城をかつてのような一面のすすき野原に変える。最期は狐の姿に戻り、異界と白と共に消滅した。

関連イラスト

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親記事

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