いいか…徐倫…
これはヤツとあたしひとりの問題だ
「復讐」なんかをして失った姉が戻るわけではないと知ったフウな事を言う者もいるだろう
許す事が大切なんだという者もいる
だが
自分の肉親をドブに捨てられてその事を無理矢理忘れて生活するなんて人生はあたしはまっぴらごめんだし…
あたしはその覚悟をして来た!!
概要
ジョジョ6部「ストーンオーシャン」の登場人物・エルメェスの台詞。
実の姉・グロリアの仇であるスポーツ・マックスに復讐するためにわざと犯罪を犯し、収監された彼女。物語中盤、スポーツ・マックスをドブに沈めて殺害し復讐を遂げたと思われたエルメェスだったが、このとき既に黒幕によってスタンド能力を与えられていた彼は透明なゾンビとなって復活し、エルメェス・徐倫らは圧倒的不利に追い込まれる。しかしエルメェスは
「復讐」とは自分の運命への決着をつけるためにあるッ!
と、徐倫の一度撤退するべきという提案を拒絶し、単身スポーツ・マックスに戦いを挑んだ。これはそんな彼女の強い覚悟が表れている台詞なのである。
最後は重傷を負いながらもスポーツ・マックスにとどめを刺し、泣き崩れた。
「復讐は何も生まない」「復讐は新たな復讐を生む」「そんなことをしても死んだあいつは喜ばない」というようなよく聞く復讐否定論とは真逆の台詞ではあるが、今なお数多くの読者から支持を集めている。
復讐を果たしてなお、『運命』への反逆
エルメェスが復讐を完遂することが出来たのは、徐倫が持っていたペンダントの中に入っていた「スタンドの矢」の破片に刺さったことで彼女のスタンドが目醒めたからでもある。
スポーツ・マックスへの復讐を果たしたあとも、彼を裏で操っていたプッチ神父打倒のため徐倫と行動を共にする。
あたしの姉さんはDIOの骨を復活させたS・マックスに殺された
それも運命のためというのか?
ふざけるなッ!神父はあたしに倒されるためにいるッ!
とプッチ神父への憤りを露わにした。