凍れる時間の秘法
こおれるときのひほう
漫画『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』に登場する、掛けられた者の時間を停止させる術。
解説
ダイの大冒険に登場する、掛けられた者の時間を停止させる術。アストロンのような状態となり、基本的に物理攻撃や呪文等いかなる手を使おうがダメージを受け付けない。術を掛けられた者は当然動けなくなる。補助呪文の一種であり凍てつく波動で解除できるほか、メドローアは例外的に有効。
ミスト(ミストバーン)のように、他者の肉体に取り憑いて操れる生命体であれば、凍れる時間の肉体に取り憑き無敵の戦士と化すことも出来る。
だが、発動させられるのは部分日食ではなく皆既日食の現象が行われている時のみで、次の発生後までの数百年の間までには自然と解けるが、術者に力があれば直後に掛け直すことも可能である。また任意のタイミングで解くことも出来るようだ。
天文学が未発達の世界では正確な算出時期が割り出せず、最大Lvでないと術者側にも凍れる時間の余波に巻き込まれ生命機能が停止する理由から使いこなすのは極めて難しい高度な術である。
用途
作中では大魔王バーンが、自らの肉体から生命力のほとんどを持った体を分離して(残りは老人の姿になる)、それを秘法で凍らせることで限りなく永遠に近い寿命を得るために使用していた。肉体の時間が停止するため、歳も取らなくなることを利用したものである。
またアバンもハドラーを次の皆既日食まで封印する目的で使ったことがあるが、前述のように使いこなすのは極めて難しい。アバンは魔力が足りなかったため時間停止に巻き込まれてしまった上に術は1年で解けてしまっている。停止の表現も若バーンとは異なり「固まってしまった」ことが一目でわかるように表現されている。
なお、ドラゴンクエストⅥに出てくるマウントスノーの住人は、ゴランを除いて全員が半ばこのような状態になっていると解釈することもできる。