概要
2018年3月から活動を開始したバーチャルYouTuber。
日雇い労働者が集まるドヤ街※として日本一の規模を誇る大阪府西成区の北部、通称「あいりん地区」(釜ヶ崎)を拠点に活動している。
Vtuberとしては珍しく、街に出てのロケをメインの企画としているのが特徴。あいりんおよび西成のグルメについてもよく取り上げている。
日本屈指の「デンジャラスゾーン」でもあったあいりんについて、怖い一面だけを囃し立てるのではなく、そこに暮らす人や生活感、日常風景を、当たり前のものとして映している。
また、「西成」と「あいりん」を明確に区別している(西成区全体を「日雇い労働者の集う(治安の悪い)町」のように取り上げているYouTuberも少なくない)ことは、特に周辺に住む視聴者から評価されている。
出身はバーチャル大阪、またはその周辺であることが度々触れられている。そのため、関西ローカルな話題に詳しい。機動戦士ガンダムなどアニメや漫画ネタもトークに挟んでいる。
身長は167㎝、年齢は30代(動画で「ランバ・ラル」に近づいていっている」「36歳なんだけど」と発言している)
Vtuber活動を始めるまでや、初期の環境など詳しい経歴はこの動画で解説している。また、2020年現在は定職(ごみ収集の仕事)に就いており、合間に動画制作やUberEATSの配達業をしていることを明かしている。
名前の由来はおそらく「白鳥麗子」。
※日雇い労働者向けの簡易宿泊所「ドヤ」が立ち並ぶ地域のこと。その特性からどうしても「マッドマックスでヒャッハーな世界」になりやすい。詳しくは「西成区」および「ドヤ街」を参照のこと。
外見や声について
初期
Vtuber向けの3DCGモデル表示ソフト「Hitogata」を利用し、3Dモデルも同ソフトで制作したものである。
ブラウン系のロングヘアにバイオレット(イラストでは青っぽい色で描かれることも多い)の目、お姉さん系のルックスが特徴。
しかし、着ているものは肉体労働者らしさを感じさせる白いタンクトップに黒いパンツ、足元は下駄と、過酷な労働環境を伺わせるものとなっている。
なお、あいりんを出てロケをする際には、白ワイシャツに赤のネクタイとベレー帽(バーチャルしまむらで買った)でおしゃれをしていた。
このほか、紫、または青緑系のパーカーを着用していたこともある。
声はいわゆるゆっくりボイスである。淡々とした声や物悲しいBGMは、ドライでキレのいいトークとと相まって独特の哀愁を醸し出していた。
現在
2019年9月からは「ファン肉体をもらった」として、Vroidで動く新モデル(すやすや酢屋( ˘ω˘)ｽﾔｧ 制作。元となったイラストはミロ飲め夫によるもの)を使用するようになり、かつてのモデルは生配信などで使われるようになっている。
服装に大きな違いはないが、全体に頭身が上がりスタイル抜群の姿になっている。また、プリセットにあるモーションで動かしていた初期モデルに対し、自由に動くことができるようになったため、ポーズのバリエーションが増えている。
なお、生配信では味わいのあるボイチェンでの語り（本人はTwitterで「ヤカラなおばはんみたいな訛りで めっちゃ辛いわね…」と恥ずかしそうに振り返っているが）を披露しているほか、梅田ンジョン攻略中突如声変わりし、以降はVOICEROID(結月ゆかり)声となった。さらに、後述の夜問真肖登場後は声のトーンが明るくなっている。
夜問真肖
2018年10月から、サブメンバーとして雇い主「夜問真肖(やとい ましょう)」も登場。
バーチャルダンボールで眠っていた礼子を拾い日雇い仕事を与えている、住吉の帝塚山在住のバーチャル手配師(斡旋業者)。
主に礼子の相手役（聞き手）として立ち回り、漫才のような掛け合いを織り交ぜながらドヤ街についての疑問を振る役目を担っている。
ドヤ街暮らしの礼子に対し、「〜ですわ」「〜なくって？」など典型的なお嬢様言葉に上品なファッションと、いかにも上流階級といった振る舞いが特徴。その割に「クッソ○○ですわ」など妙にくだけた語彙も披露している。
活動
また、その動画の特殊性からメディアに取り上げられることも多い。(なお、日雇礼子そのものでなく「日雇礼子の中の人」が取り上げられることもたびたびあった)
以下は代表的な記事である。
余談
かつて日本で最も治安の悪い地域の一つとさえ言われていたあいりん地区も、現在は決して世紀末な無法地帯ではない･･･が、
それでも特殊なエリアであることは変わりなく、日雇礼子が動画やTwitterでも再三触れているように、あいりん探訪の際は、スマホをガン見しながら歩いたり、安全を確認できないような所でカメラを向ける、といった”自分を危険にさらす行為”はどんな事があっても絶対に行わないようにすること。
