OASIS
おあしす
1991年に結成され1994年にデビュー。
2009年にノエルの脱退により解散。
概要
ビートルズをこよなく愛しており、インタビューでもビートルズやそのメンバーの名前がよく出てくる。
90年代にイギリスの音楽業界を盛り上げたブリットポップ・ムーブメントの代表格とされ、ブリットポップはOasisのファーストアルバムと共に始まり、Blurとのプロレスで黄金期を迎え、サードの不調により終焉を迎えたとも言える。これ以降、イギリス発のロックの流行はほぼ発生していない(他国発やロック以外ではある)。
バンド名は、ノエルがローディーとして携わっていたバンドがライブ会場で使用した、スウィンドンという町にあるスパの名前に由来している。
世間ではファーストの「Definitely Maybe(邦題:オアシス)」とセカンドの「(What's the Story)Morning Glory(邦題:モーニング・グローリー)」ばかりが評価されがちな傾向にあり、音楽性が変わったサード以降は聴く人を選ぶ。
日本では「Whatever」の知名度が圧倒的に高く、様々なCMで起用されている。
世界的に高い知名度と人気を誇る一方で、素行の悪さが有名である。
特にギャラガー兄弟の口の悪さは有名で、自分たちの気に入らないバンドは容赦なく否定・罵倒するためギャラガー兄弟を敵視しているバンドも少なくない(つとにBLURとの対立は有名だが、ノエルは脱退後BLURのメンバーと和解し現在では友好的な関係を形成している)。
またギャラガー兄弟は度々兄弟喧嘩を起こしている。さらに他メンバーやバンドスタッフ、観客との殴り合いなども多々あり、警察沙汰になったことも多い。
そういった経緯もあり、元々デビュー当時からバンド解散説は何度も流れていたが、
2009年8月、ついにバンドの中心的メンバーであったノエルが公式サイトにて脱退を表明。
同年10月、リアムがタイムズ紙のインタビューにてOASISの終了を宣言する。
ちなみに、ノエル脱退が発表された同年(2009年)の3月には来日公演でミュージックステーションにTV出演しており、実質これが彼らの日本における地上波番組最後の出演となってしまった。
OASIS解散後の2009年末、リアムはOASISの残りのメンバーと共に新たなバンドBEADY EYEを結成、早速アルバムの制作に取り掛かり、2010年11月より本格的に活動を開始。
ノエルも2011年10月にファーストアルバムをリリースし、ソロ活動を開始した。
メンバー
- リアム・ギャラガー(Liam Gallagher, 1972年9月21日 - )リードヴォーカル、タンブリン、ギター(スタジオのみ)。
- ノエル・ギャラガー(Noel Gallagher, 1967年5月29日 - )ギター、ヴォーカル、ベース。脱退後はソロで活動。
- ゲム・アーチャー(Gem Archer, 1966年12月7日 - )ギター、キーボード、ベース、ハーモニカ。脱退したボーンヘッドの後任として、2000年加入。
- アンディ・ベル(Andy Bell, 1970年8月11日 - )ベース、キーボード、ギター。脱退したギグジーの後任として、2000年加入。
- クリス・シャーロック(Chris Sharrock, 1964年 - )ドラムス。ザ・フーでの活動に専念するために脱退したザック・スターキーの後任として、2008年以降のライヴに参加。
元メンバー
- アラン・ホワイト(Alan White, 1972年5月26日 - )ドラムス。2004年をもって脱退。
- ポール・アーサーズ(Paul Arthurs, 1965年6月23日 - )ギター、キーボード。ボーンヘッドという愛称でも親しまれている。1999年をもって脱退。
- ポール・マッギーガン(Paul McGuigan, 1971年5月9日 - )ベース。愛称はギグジー。ボーンヘッドと同じく、1999年をもって脱退。
- トニー・マッキャロル(Tony McCarroll, 1972年6月27日 - )ドラムス。PVで墓に埋められたことがあり、pixivでは墓ネタが出ることがある。バンドを解雇された後、ファースト・アルバムの売り上げからの報酬をめぐってバンドを訴訟し、最終的にその主張が認められた。その後、バンド時代を振り返る俗に言う「暴露本」を出版した。
余談
ロックファンの間ではカタカナ表記を巡り、「オアシスじゃなくてオゥエィシスだろ」みたいな会話がよくなされている。似た話が「ニルヴァーナじゃなくナヴァーナだろ」。何れにせよ、カタカナ読み発音では[ネイティブ]]に通じないこと請け合い。リンク先の🔊をクリックすると発音例が聞ける。