概要
兵庫県神戸市北区にある神戸電鉄粟生線の駅。駅番号はKB42。
かつては3面4線の駅だったが、粟生線の利用者減少で2001年(平成13年)3月に相対式2面2線に減少してしまった。廃止された2本の線路は駐車場になっており、2017年ダイヤ変更で復活した西鈴蘭台発着列車は到着後藍那駅まで回送し、藍那駅に代替新設された引上線で折返す。
藍那駅の引上線は凍結された藍那-川池信号場間の複線化工事前の元の線路があった場所で、複線化の際に下り線となる予定だったが、嵩上げした上で用地を転用したものである。なお、藍那駅西側の現在線は複線化に先行してトンネル付替や橋梁架替えで切替えられ、複線化が完了すれば上り線となる予定だった。
大半の列車が通過する秘境駅である菊水山駅があった頃、当駅及び鈴蘭台発着の普通のみ菊水山停車とされていたが、当駅折返線廃止でこの原則が崩れ、当駅発着だった便は鈴蘭台発着に短縮されるか、押部谷駅まで延長された結果、「押部谷発着の菊水山停車」という珍運用が誕生した。これより少し前(震災後)には有馬線においても「有馬温泉発着の菊水山停車」が現れている。「鈴蘭台発着の菊水山通過」が設定されるようになった後もこれらの珍運用は菊水山駅休止まで存在した。
駅構造
相対式2面2線の地上駅。
現在は3・4番乗り場のみ存在する。
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は8,536人である(神戸市統計書より)。
- 粟生線単独駅では最も利用者が多い。
利用状況比較表
年度 | 乗降人員 |
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2008年(平成20年)度 | 10,800人 |
2009年(平成21年)度 | 10,241人 |
2010年(平成22年)度 | 10,060人 |
2011年(平成23年)度 | 10,444人 |
2012年(平成24年)度 | 10,049人 |
2013年(平成25年)度 | 10,121人 |
2014年(平成26年)度 | 9,742人 |
2015年(平成27年)度 | 9,197人 |
2016年(平成28年)度 | 9,047人 |
2017年(平成29年)度 | 8,964人 |
2018年(平成30年)度 | 8,784人 |
2019年(令和元年)度 | 8,536人 |