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シロウオの編集履歴

2021-10-18 19:53:14 バージョン

シロウオ

しろうお

硬骨魚綱スズキ目ハゼ亜目ハゼ科に分類される海水魚の総称である。

概要

硬骨魚綱スズキ目ハゼ亜目ハゼ科シロウオ属の総称。

全長5~6cm。体は半透明で、内臓や気泡のような浮袋が透けて見えるのが特徴。背鰭は1つで、がなく、体側にもない。北海道九州/朝鮮半島に分布。


内湾の下層部で群泳し、浮遊性の橈脚類を主食としている。産卵期のからへ上ってきて、下流部で砂に埋もれた石の下面に卵塊を産み付け、雄の親魚がそれを守る習性がある。産卵後、雄は死滅するが、雌は生き残るものがあるとされている。仔魚は海へ入り、そこで成長して1年後には成魚となり再び川に上ってきて産卵に預かる。


産卵前に群れをなして川に上ってくる成魚を四手網、簗などで獲るのがシロウオ漁であり、この漁が長く続いている地方が多い。とくに福岡市室見のシロウオ漁は有名で、江戸時代から続いており、同地の春の風物詩となっている。各種のシロウオ料理(シラウオ料理とよばれる)は生きた魚を材料とする。中でも「踊り食い」は生きたシロウオを酢醬油に浸して飲み込む特異な料理で、室見川の名物となっている。メバル釣りの生き餌としても用いられる。


関連タグ

スズキ目 ハゼ亜目 ハゼ科

ハゼ

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