「じょうぶで力もちの巴武蔵だあ~~~~~!!」
「そして今や残されたわが友は愛犬ロボと一台のジャンボマシンダー」
概要
「ゲッターロボ」の番外編でゲッターチームのメンバー「巴武蔵」を主人公にした短編。
時系列は、竜馬が記憶喪失になっていないことから武蔵加入から第一部が終了するまでの期間と考えられる。
飽くまでも番外編と言う扱いだが後の増刷では、本編の1エピソードとして加えられている。
本家ゲッターのシリアス・バイオレンス要素はほぼなく、全編ともギャグと下ネタで構成されているのが特徴。
不条理ギャグと下ネタが大好きな賢ちゃんが好き放題暴走した迷エピソードである。
ストーリー
度重なる敗北を喫した恐竜帝国は、遂に最強のメカザウルスを完成させた!ゲッターロボの各戦闘形態をインプットした新型メカザウルス「ギガ」の進撃は止められず、早乙女研究所まで1キロに迫っていた。
何故ここまで迫られたのか?理由は簡単。研究所は先日のパーティの料理が傷んでいたせいで所員全員が食中毒になっており、竜馬も隼人も戦える状況ではなかったのだ!
そんな中、唯一何ともなかった武蔵は、愛犬ロボとゲッター1のジャンボマシンダーをゲットマシンに乗せて出撃。ゲッター3になって応戦しようとするが・・・・・
登場人物
早乙女研究所
前日のパーティーで全員が食中毒になっている。
本エピソードの主人公。
前日のパーティーで食中毒の原因となる料理を竜馬達の三倍も食べていたにもかかわらずピンピンしている。
本人曰く、
「クマの生肉からタヌキ、ネズミ。草は愚か虫やミミズまで食べていた大雪山の修行の頃に比べればどうってことはない。」
とのこと。
二人が戦える状態でないことからイーグル号とジャガー号は無線操縦にしたが、「さみしい」と言う理由で愛犬ロボと玩具をゲットマシンに乗せて立ち向かう・・・・・が、この判断が無茶苦茶な珍事を引き起こしてしまうことに・・・
- ロボ
武蔵の愛犬。眠たそうな顔をしているが武蔵の判断でジャガー号に乗せられる。ワンちゃんをゲッターロボに乗せたことは、とんでもない事態を引き起こす結果となった・・・
武蔵の持っている玩具。現実に発売された物でイーグル号に乗せられる。ゲットマシンに乗るゲッターロボの玩具とはこれ如何に。
本編では狂気じみた身体能力を持つ二人だが流石に食中毒には勝てなかった。
無理も叶わず、研究所から武蔵の様子を窺うが・・・
ブリブリブリ!
心配しながら武蔵を出撃させるが彼の奇抜な行動に仰天して漏らしてしまう。
恐竜帝国
数々の敗北から得たデータを元に、対ゲッター用に開発したメカザウルス「ギガ」を送り込む。
恐竜帝国を治める長だが、ゲッターロボの奇天烈な行動に困惑する。ある意味本エピソード唯一の常識人。
ゴールと共にギガとゲッターロボの戦闘を観察していたが合体失敗形態を高度な作戦だと誤解して敵ながらも称賛を送る。
※何故かバット将軍はこの回では未登場
- メカザウルス・ギガ
ゲッターロボとの戦いで得られたデータを元に開発された対ゲッターロボ用決戦兵器。ゲッターチェンジと同じように腕に内蔵された兵器をチェンジすることで即座に戦局に対応出来る画期的なメカザウルスだったのだが・・・アクシデントでトンデモ合体を披露したゲッターロボの姿に大困惑。データにない行動を取られたことで訳が分からなくなってしまい、半ベソで闘う羽目になった。デザインは凄くカッコイイのに、あんまりな扱いである。
余談
- 今エピソードに登場した武蔵の愛犬ロボは後の『真ゲッターロボ』で再登場している。
- この短編のせいで隼人はゲッターパイロットの中で唯一「失禁・嘔吐・脱糞」の三冠を達成してしまった。本当にネタに事欠かないな!
- 何故かミチルさんと元気くんが登場していない。まあ、流石にあの惨状の中にいたら溜まったもんじゃないな。
- 本エピソードに登場するメカザウルス「ギガ」はTVアニメ版にも同名の機体が登場している(但し、姿も性能も異なる)。
関連タグ
武蔵「またしても俺の力で本記事を作ってしまった!!これからは俺達の時代だ!!」