概要
『ゲッターロボ』に登場する恐竜帝国の戦闘指揮官で、キャプテン(騎士)達を統括する。ガレリィ長官と並ぶ帝王ゴールの側近。
その名の通り顔が蝙蝠に似ているが、蝙蝠ではなく翼竜を先祖に持つと思われる。
メディアによって性格や活躍が異なる。
TV版
CV:緒方賢一(TV版)
基本的には恐竜帝国の本拠地・マシーンランドからキャプテン達に指令を出すが、時に自らメカザウルスに搭乗する場面も少なくなかった。甥にキャプテン・ザンキがいたが、危うく暗殺されそうになった。
心臓が弱く、右胸にもう一つの心臓を移植していたのが幸いして、ザンキによる暗殺を免れている。
恐竜帝国建国記念日に出撃した際には「いずれ帝王ゴールの後釜に座ろう」と考えており、ザンキに劣らぬ野心家の一面を見せた。
最終決戦時にメカザウルス・ゴダに搭乗してゲッターロボを拘束し、海溝に引きずり込んで自らは脱出を図ろうとしたが、ゲッターミサイルの直撃で脱出装置を破壊されてしまった。
もはやこれまでと相討ちを図ったが、更にゲッターミサイルを食らって海溝に落とされ死亡した。
漫画版
終盤で地上総攻撃を敢行したゴール大帝の強硬ぶりに恐れをなし、当のゴールが百鬼帝国を恐れるあまり無謀な殲滅戦に出ている真相を悟ると、バットは「恐竜帝国滅亡」の最悪の結果を招かぬよう自らの意思でゴールを斬り捨てる。最期はゴールを見捨てた行為に慚愧の念を抱きつつも、生き残った同志達と共に地底に逃げ帰って行った。
数十年後が舞台の『ゲッターロボアーク』では既に耄碌していた。
アニメ版でも登場予定で声優は下記の若本氏が担当(TV版の緒方氏はハン博士の担当)。
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
CV:若本規夫
名剣・ジェネラルソードを携えており、ビームライフルを至近距離から躱しつつ、数十mも跳躍するなど身体能力が高い。
物語序盤で武蔵の自爆によりメカザウルス軍団が全滅すると、ガリレイ(OVA版ではこちらの表記)長官と共にマグマ層に撤退し、瀕死の重傷を負ったゴールをオーパーツにより蘇生させる。
そして5年の月日を整えて再びゴールの命を受けて地上に侵攻し、早乙女研究所が真ゲッターロボの開発を進めていた実状を知ると、地竜一族を率いて爆破に向かう。ゲッターチームの奮戦により真ゲッターロボが覚醒し、地竜一族のプロトタイプ・ゲッターが全滅すると、自らメカザウルス・ボアに乗り込みネオゲッターロボに乗った翔と剴を殺害しようとしたが、號の放ったゲッタービームで格納庫の屋根と地盤を突き破り地上まで吹き飛ばされる。翔・剴の乗り込んだ真ゲッターに追い詰められると、バットはボアの自爆装置を作動させて真ゲッターに縋りつくも、最後はゲッタービームで自爆装置もろとも焼き尽くされ「恐竜帝国、万歳!!」の断末魔と共に消し飛んだ。
アニメ版ゲッターロボアーク
前述の通りOVA版で担当した若本氏が続投、容姿が似た孫のカンパニアが登場する。
サーガ版同様、痴呆症が進んで隠居していたように見えたが、終盤のカムイが帝国内でクーデターを実行した際は彼の側に付くなど演技だった可能性が示唆されている。
隠居の身でありながら実力自体はそこまで衰えていないようで、現将軍であるバジリスクを片手で身動きを封じている。クーデター後は将軍職に復帰しているように見える。
ロボットガールズZ
CV:橋本樹里
恐竜帝国営業部部長。社員の教育係も兼任し、強面かつ真面目な性格から、
恐怖の鬼将軍と恐れられる。しかし実は温和で部下思い。
子供や動物など、かわいらしいものが大好き。
目つきの悪さと、横から割って入るシグの熱弁のせいで誤解されているだけ。
決して寡黙ではないのだが、シグの勢いに呑まれて何も言えなくなっている。
今の夢は「部下たちと友達感覚でおしゃべりする」。
普段はロングヘアだが、怒ると髪が蝙蝠の翼のように逆立ち、元ネタに近いシルエットとなる。
何故か原典では接点が薄かったシグとの絡みが多い(恐らく、原典アニメのバット将軍とシグのパイロットの中の人が同じだからか?)一方、右腕ともいえるもう1人の部下の存在が示唆されていた……が、残念ながら登場前にサービスが終了。現状では日の目を見ていない。