「ゴールお父様、お父様を裏切ったゴーラを許して…早乙女のお父様、お父様を裏切ったミユキを許して…」
声：つかせのりこ/天野由梨（スーパーロボット大戦シリーズ）
概要
TVアニメ版『ゲッターロボ』の第22話に登場したゲストキャラであり、原作漫画版には登場しないアニメオリジナルキャラ。
人物像
5年前に行方不明になっていたが、その正体は恐竜帝国の帝王ゴールの娘・ゴーラ王女であり、父ゴールの命令で恐竜帝国のスパイとして人間の姿に変えられた上で早乙女家に送り込まれた。
本来の姿はゴールと同様に怪物じみた外見の恐竜人であり、作中では後述の理由で元の姿へと戻っていた。
作中における活躍
早乙女研究所でゲッターQの設計図ができあがった所でそれを盗み出して帝国に帰還していた。
しかし、早乙女博士から実の我が子の様に愛情を受けたことにより人間への情が移り、ゲッターロボと戦う事を拒むようになった。さらには、ゲッターQを自ら爆破しようとまでしたが、恐竜王女としての運命に逆らう事はできなかった。
恐竜帝国の成人の日である皆既日食の日が来ると本来の恐竜人の姿に戻るため、「ゲッターと戦う前に早乙女家の人々と最後のお別れがしたい」と言って1日だけ研究所を訪れたが、そこで「なぜ同じ地球に生きる者同士で争わねばならないのか」という疑問と苦悩を深めてそれが彼女を苦しめた。
そして皆既日食で元の姿に戻った後、愛する実父と養父への思いを清算するべく命を捨てる覚悟を決めてゲッターQに乗って現れ、「自分は帝王ゴールの娘王女ゴーラ。ミユキはたった今自分が殺した」と言って怒りに燃えるゲッターチームの猛攻にわざと身をさらす事になる。
最期は帝王ゴールの差し金で自らの援護に来たメカザウルス・ギンの攻撃からゲッター1をかばい、そこで自分がミユキその人である事を明かした上で実父と養父それぞれに「お父様を裏切った私を許して」と謝罪と別れの言葉を残し、ギンもろとも谷底へ身を投げて壮絶な自爆を遂げ、帝王ゴールも娘の死に心の中で涙を流したと思われる。
他媒体
ゲーム『スーパーロボット大戦A』では条件を満たすと生存して味方となる。
余談だが『ロボットガールズZ』に登場するゲッターQは外見がミユキに似ている。
関連タグ
キャプテン・ラドラ：同じくTVアニメ版で登場した恐竜人であり、ゴーラと似たような結末を辿った。
女王ジャテーゴ：漫画版『ゲッターロボ號』にて帝王ゴールの跡目として登場する。血縁関係は不明（そもそもゴールの娘なのかどうかも）
皇帝ゴール三世：『ゲッターロボアーク』に登場するゴールの息子（嫡男）。
カムイ・ショウ：『アーク』に登場するゴールの庶子（母親が人間）。こちらも工作員として早乙女研究所に送り込まれたが、最終的にゴーラとは真逆の結末を迎えていた。
ルビーナ：ダイナミックプロにおける首領の娘繋がり。
