CV/飯塚昭三
概要
第54話より登場した黒十字軍の最高大幹部。
棺の中で永い眠りについていたが、ゴレンジャーに要塞ナバロンの設計図を奪われた火の山仮面マグマン将軍の不甲斐なさに業を煮やした黒十字総統の祈祷により目覚めた。
呪術や古代バビロニアの占星術に深い造詣を持ち、常に二名の大鎌を持った近衛兵を傍らに従えており、自らは髑髏の付いた杖の常備している。
バンアレン帯の破壊で地球に有害な宇宙船を降らせる「地球キャップ計画」などの大規模な作戦を立案する事もある。
黒十字軍の大幹部たちの中で“大将軍”の位を持つ唯一の人物であり、軍の中でも選りすぐりの精鋭部隊を集めた黒十字軍最強の“アフリカ軍団”の指揮を任されているだけに傲慢な性格の持ち主で、それ故に軍団の統率力は欠けてはいるが、総統への忠誠心と忠義は軍団随一であり、劇中では目立った活躍を見せないまま最終話では総統の逃走のため、ゴレンジャーの猛攻を受け最後は『ヤリビュート』を受け「ゴールデン仮面は死なず!ただ散り逝くのみ!」と謎の言葉を残して呆気なく敗れ去る(ミドレンジャーは「何が大将軍だ。ヘボ将軍じゃないか」と馬鹿にしていた)。
しかし、その言葉通り、実はそれはゴレンジャー達の秘密基地を暴くためにワザと倒され、自身の身体を金粉と化してゴレンジャー達の強化スーツに張り付くことが目的であり、その目論見通りゴレンジャー基地の上空には金色の虹「ゴールドレインボー」を掛けて基地のありかを黒十字総統に伝えることに成功。黒十字軍最後の攻勢の切っ掛けを与えることに成功した。
その自らを省みずに軍団の反撃の糸口をつかんだ彼の死にゾルダーたちは敬礼を贈っていた。
近衛兵はその後も生き残って最終決戦でアカレンジャーと戦うが、相打ちに追い込まれて倒された。
なお、後に仮面ライダーシリーズに登場する某幹部も断末魔に「××は死なず!ただ散り逝くのみ!」と同じ様なことをいっているが、彼方はたんなる負け惜しみである。