曖昧さ回避
概要
胴体(胸部)を覆う防具(装甲)。革、青銅、鉄などで作られるものが多い。
英語でブレストプレート(Breastplate)、もしくはキュイラス(Cuirass)。
ブレストプレートは多くの場合バックプレートという背当てと対になっており、これを合わせてバックアンドブレストとも呼ぶ。
「鎧」の英訳としてはアーマー(Armor)がよく知られているが、この語は厳密には「全身を覆う甲冑」を意味する(『プレートアーマー』の記事を参照)。
胸当ては甲冑を構成する部品の一つ、もしくは甲冑よりも簡素で軽量な別種の防具である。
いわゆるファンタジー作品の登場人物がこれを装備していることが多く、基本デザインが胸当て込みになっている例も見られる。
タグとしての使用例は少ないが、描かれる機会は多い。
東洋の胴鎧は腹部の防御に集中したものが多く、胸部に大型の部品を用いるものは少ない。
ただし唐代の「明光鎧」は胸部と背部に「護心鏡」という楕円形の板金装甲を用いている。