プロフィール
概要
劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズミッション』の登場人物。
本作における緑谷の相棒役。
緑谷・爆豪・轟の3人が降り立った地<オセオン>で暮らす少年。弟のロロ、妹のララ、相棒の小鳥ピノと共にトレーラーハウスで生活しており、飄々とした性格で口が上手く、格好つけ屋で本心は誰にも明かさない。
彼らが暮らす地域はいわゆるスラム街の様な場所で、利益目的で活動しているヒーローはほとんど助けに現れず、廃屋に描かれたオールマイトの肖像を塗り潰す様に「NO HERO」と書かれている。そんな環境で生きてきたせいで、他人はもちろんヒーローに対してすら不信感を抱いている。
幼い弟妹を養うため運び屋として生計を立てており、仕事を選べる立場にないロディは犯罪の片棒を担ぐような仕事も請け負う。その運び屋としての腕は確かなもので、地の利があるとは言えフルカウル状態の緑谷を翻弄するほど。
この事がきっかけで緑谷ら3人と世界を揺るがす戦いに巻き込まれるが、その出会いがロディを徐々に変えていく。
※ここから先ネタバレ注意
かつては、裕福な家庭だったらしく、今よりは生活には困っていなかった。
母親は妹を生んですぐに亡くなったが、父親と弟、妹、自身+ピノを含む4人家族、友達にも恵まれていて幸せな日々を送っていた。
しかしある日父親が失踪。その父親が無差別テロを起こした思想団体「ヒューマライズ」の一員であったことから、周囲から気味悪がられ友達も彼の元を去り、最終的には家を追い出されてしまった。
ロディは兄として弟と妹を養おうとするが、父親の悪評でまともな仕事に就けない彼らは治安の悪い区域での生活を余儀なくされた。更地同然のその場所に人気取りが必要なヒーローが来るはずもなく…自分達が危ない目に遭っても助けてくれなかった事からヒーローに対して否定的な感情を持つようになる。
昔は自分が好きだったものも夢も矜持もあった。だが日々のドン底の生活と弟妹の養育に心を削り削られしてるうちに、自分のことはどうでもよくなった。金が稼げるなら法に反した汚い仕事でもやる。夢も矜持も必要無い。父親への恨みつらみもあったが、家族さえ守れればそれでいい。
そんな考えで過ごしていたロディが、日本から来たヒーロー デクと出会い、一緒に逃亡せざるを得なくなり……。
『WHM』はロディが自分の魂の在り処を見つけ、その人生を再生するまでの物語とも言える。
個性(※ネタバレ注意)
個性は『魂(ソウル)』。
実は彼の相棒である小鳥ピノこそがロディの個性である。
ピノはロディの心と同一しており、彼の思考にそって感情を表す。つまりロディがひょうひょうとして嘘をついても、ピノの動きでバレてしまうという事。
実体はあるが非力。小物を運ぶのがせいぜい。お世辞にも強い"個性"とは言えないが、出久からは「嘘がつけない事は凄い」と褒められていた。体長7cm。
余談
8月21日放送のアニメのオマケコーナー『TODAY’S HERO ENGLISH』でも登場。流暢な「Plus Ultra!」(映画本編では言っていない)を披露している。
演じた吉沢氏はかつてヒーローに変身した経験がある事でも有名である。