概要
長野電鉄で運行されていた特急列車のサービス向上のため、ちょうど小田急電鉄にて廃車になる10000形「HiSE」第2・4編成を譲り受けることになり(50000形「VSE」導入に伴う余剰車)、改造工事ののち2006年に長野電鉄1000系「ゆけむり」として運行を開始した。
小田急10000形は長電入線にあたり、小田急時代の11連接車から4連接車への改造・機器移設などを行った。外観・内装の変更は特に行われていない。余剰となった特急用の2000系は第2・3編成が廃車となった。
また、長野線の終点である湯田中駅はスイッチバック方式でホームへ入線する方式であったが、長電入線にあたり車両の構造上スイッチバックが使えなくなることから、2面2線のホームを1面1線・スイッチバックなしの構造へ改修している。
追加料金
- 長野電鉄の特急「ゆけむり」は基本自由席となっており、通常の乗車券のほか特急券大人1人100円(小児50円)を追加購入することで乗車可能である。
- 2021年7月より指定席を設定。日中9時~17時台に運行されている「A特急」については、先頭車のみが指定席で座席指定券が300円必要になる(大人・小児同額。後述の「ゆけむりのんびり号」を除く)。
停車駅
長野線の「駅一覧」の項目を参照。日中運行の「A特急」朝晩運行の「B特急」の両方に使われており、「スノーモンキー」との違いは使用車両の区別によるもの。
自動放送
2015年9月から導入。
日本語でのアナウンス担当は長野県の民法局SBC信越放送の山崎昭夫アナウンサー。
一方、英語アナウンスはトーマス・デイリーが担当。
S特急「ゆけむりのんびり号」
2015年4月18日運行開始。土・休日に1往復運転されている。
沿線の観光スポットや歴史、名産物に関する説明、景色や沿線の特産品を楽しめる観光案内列車。普通列車と同じくらいの所要時間でゆっくりと走行する。