データ
概要
長野県下高井郡山ノ内町に所在する長野電鉄長野線(山ノ内線)の終点。
標高は599.76mで、長野電鉄の駅では最も高い場所に位置する。
湯田中温泉の最寄り駅であるとともに、志賀高原の玄関口でもあるため、列車到着時には岡本敦郎が歌った「美わしの志賀高原」がホームに流れる。かつては島倉千代子の「志賀高原りんどう小唄」や、新民謡「山ノ内音頭」と合わせて3曲のうち1曲をランダムに流していた。
駅舎には駅務室、待合室、観光案内所などがあり自動券売機(タッチパネル式)等が設置されている。一時期、長電タクシー(現在のつばめ長電タクシー)に委託したが、のちに直営に戻され現在に至る。
また、かつての湯田中駅は3両以上の列車はスイッチバック方式でホームへ入線する方式であったが、1000系「ゆけむり」の入線にあたり、車両の構造上スイッチバック時の安全確認が難しいことから、2面2線のホームを2面1線・スイッチバックなしの構造へ改修している。これと同時に県道の踏切を超えた先に存在した、渋・安代方面への未成線を活用した電留線も撤去されている。
駅の隣には長電バスの湯田中営業所が所在し、志賀高原方面のバス路線の切符の販売も行っている。
その他
当駅は何度か映画やドラマの撮影に用いられており、一例として次の作品が挙げられる。
- 白銀城の対決(1960年公開:日活)
冒頭で長門裕之演じる馬橇業者がロープウェイ建設に反対する集会を行うシーンや、石原裕次郎演じるロープウェイ技師が降り立つシーンで登場。
- 実録犯罪史シリーズ 最期のドライブ(1992年放送:フジテレビ)
実際の事件が長野で行われたことからか、ロケに使用された。玉置浩二演じる犯人の愛人が駅員に富山までの運賃を訪ねるシーンで登場。