真相を推理することは、時として、薄暗いデコボコ道を手探りで探すようなものだ。
概要
CV:刘北辰(原語版)/ 三木眞一郎(日本語吹き替え版)
プレイヤーの分身であり、ホームでなにかしらのアクションをとるときは必ず彼を操作する。そのため、運営側からプレイヤーは「探偵の皆様」と呼ばれる。
エピソード
来歴
探偵は10年前、火災事故に巻き込まれたことがあり、怪我はなかったが記憶喪失となってしまった。
医師から自身がそれなりに名の売れた推理小説家であったことを教わるも、物書きには戻ることはできなかった。
しかし、探偵事務所を開いたものの仕事はなく、酒に暮れ、荒れた生活を送る日々。
そのような日常を送る最中、探偵は自分の記憶が飛び、体に無数の傷を作っていることがあったことに気付く。
酒をやめても記憶が飛ぶ時間は伸びていく一方であった。
そしてついに、探偵は隣人から「もう一人の自分」の存在について知らされるのだった。
そんなある日、ライシンバッハ氏から巨額の金と共に、悪名高いエウリュディケ荘園の調査と失踪した娘の捜索願いを一通の手紙で依頼される。もしかすると、丁度10年前に廃墟となったその「荘園」で起きた事件に、もう一人の自分がかかわっているかもしれないと推理し、探偵はその依頼を受ける。
荘園に到着し屋敷を捜索すると、その一室で日記を見つける。そこには、「謎のゲーム」への参加記録が記されており、オルフェウスは失踪したライシンバッハ氏の娘との関係性を疑う。
エウリュディケ荘園で何があったのかを突き止めるため、彼はそこに記された人格をプロファイリングし、日記をひも解いて事件の真相解明に乗り出すのだった。
日記に記されていた主な内容
- 参加者は志願してやってきた
- 全員が「秘宝」の虜となっている
- 参加者は荘園から離れることができない
- ルール違反すると「追放」される
- 日記には特別な意味がある
推理
かつて推理小説家であった頃の才の賜物か、日記に書かれた文を読むことでそれを綴った人物の特徴を把握したり、その時に起きた現象を脳内再現することができる。それだけに留まらず、実際にその人物に成り代わるように物語を展開することも可能。
これにより、実際に起きた事件の現象を徐々に解明していくスタンスを取っている。劇中で行われているゲームも、元は探偵が日記をもとに再現した出来事と言う設定である。
劇中では各登場人物ごとにそのゲームにおける「目標」が定められており、それをクリアしながら引き分けか勝利を得ることで、少しずつその人物の過去が明かされるようになる。
また、各キャラクターの誕生日・記念日のタスク(推理)をクリアすると、その便物に関連する何らかの手紙を入手することができ、こちらもキャラクターの過去を掘り下げるうえで重要な考察材料となっている。
しかし、前述している通り劇中の出来事は探偵自身が過去に起きたことを再現したものであり、登場人物はいずれも過去の人物のはずである。にも拘らず、カウボーイ・占い師・呪術師・結魂者の4名は探偵自身に向けての手紙を送っている描写がある。これは恐らく、調査を受けて荘園を探りに来た探偵ではなく当時の探偵に向けて贈られたものかもしれない……
診断記録
番号 | SO715 |
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名前 | オルフェウス |
性別 | 男性 |
年齢 | 30 |
家庭環境 | 父:不明 母:不明 |
症状 | ①人間関係が不安定 |
②衝動的な行動(浪費癖、薬物乱用、危険運転) | |
③情緒不安定(強烈な不快感、楽しくなる、イライラする、不安) | |
④急激に、無意味で怒りっぽくなる(制御不能) | |
⑤自傷行為を繰り返す | |
⑥自己肯定感の混乱が顕著に見られる(不安定な自己肯定感、自己感覚) | |
⑦空虚感、何事にも興味を持てない | |
⑧重要な個人情報を思い出せないなど、記憶障害有り | |
診断結果 | 典型的な境界性パーソナリティ障害と解離性障害の混合状態 |
治療のアドバイス | 脳に電流を流す治療を受ける。刺激源との接触を控える。日常活動の種類を増やす。 |
衣装(スキン)一覧
UR |
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邪悪な魅力 |
悪には悪の品位、悪には悪の格調がある。意気地のないもうひとりと決別する時だ! |
初期衣装 |
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初期衣装。すべてが自然に見える。 |