芋煮会
いもにかい
秋にグループで河川敷などに集まって「芋煮」を作り、取り分けて食べるイベント。
概要
秋にグループで河川敷などに集まってサトイモをメインとする料理「芋煮」を作り、取り分けて食べるイベント。
サトイモは南方から伝わった作物なので厳寒期には保存が難しく、冬を前に消費しておくという意味もあった。
地域性
山形県では醤油味の汁で牛肉を使用した芋煮、宮城県では味噌味の汁で豚肉を使用した芋煮が主流。福島県などの味噌と醤油を合わせた作り方、秋田県や岩手県などでの鶏肉の出汁を効かせた作り方、三陸地方などの海鮮を用いた寄せ鍋風などあり同一県内でも地域によるバリエーションが多い。
東北以外の地域で該当する行事がなく、「芋煮会」と言っても通用しないことがほとんどである。
山形県、宮城県などでは、芋煮会シーズンにスーパーマーケットやコンビニエンスストアでも芋煮の材料や薪が売られ、大鍋などのレンタルも行われる。