概要
ザ・チャイルドはドラマ「マンダロリアン」に登場するキャラクター。主人公であるマンダロリアンが「獲物」として出会ったエイリアンの幼児であり、のちに彼と行動を共にすることになる。
人物
- 見てすぐに気づいた人がいるかもしれないが、その容姿はあの伝説のグランドマスターを赤ん坊にしたようなもの。それもそのはず、彼はかのグランドマスターと同じ種族なのである。この種族はとてつもない長寿で知られている(作中でもヨーダが亡くなったのは900歳と言われている)が、その反面肉体的な成長もとても時間がかかると言われている。そのため、この姿ではあるが、彼はすでに50歳である。
- その姿からファンからは「ベビーヨーダ」とも呼ばれている。なお、作中では「ザ・チャイルド」と呼ばれているが、これはそのまま「その子」という意味で、彼の本名ではない。作中でも「坊主」やら「ちっこいの」やら「ちび」やらと呼ばれており、本名が出てくるシーンはほとんどない。
- あどけない子供ゆえ、大体どこ行っても可愛がられる。劇中だけでも、惑星ゾーガンであとちょっとで殺し合いに発展しそうだったマンドーとキャラ・デューンの戦う気持ちを抑えさせ、タトゥイーンの着陸ベイを管理している気難しがり屋のペリ・モットーにすら可愛がられ、ついにはマンドーが会いに行ったタトゥイーンの町の保安官がマンドーを出迎えた際に「そんなちっこいのが一緒なら殺し合いじゃないだろうな」と緊張を解く一助になった。
- 大変な食いしん坊であり、大体なんでも食べる。カエルの卵も食う。あまりにも色々食べようとするのでマンドーが時々彼のことを嗜める。
- 性格はマンドー曰く「頑固」。マンドーが危険だからと安全地帯に置いて行こうとしてもなお彼について行こうとする。また、マンドーが愛機でドッグファイトをした際にも無邪気に喜ぶなど、結構肝が座っている。
- 自分を傭兵集団から救い出してくれたマンドーのことを慕っており、彼を父親的存在として見ていると思われる描写がある。のちに、マンドーは属する氏族の掟として正式に彼の氏族の一員として迎えられる。
以下、マンダロリアン本編のネタバレ注意
- 本名はグローグー。劇中での描写の通り彼はフォース感応者であり、クローン戦争前はジェダイ騎士団の一員だった。コルサントのジェダイ聖堂で何人かのマスターの下で修行をしていたが、聖堂陥落の際に何者かの手で聖堂から脱出し姿を隠した。しかし、その後の記憶はすでに失っており、彼がどういった経緯で傭兵集団に捕らえられていたかは不明。
- 幼い身ながらすでに強力なフォースを備えており、マンドーを襲っていた巨大な猛獣を空中に持ち上げたり、襲いかかる火炎放射を片手で防いだり、傷を負ったマンドーをフォースで癒したりと様々な活躍を見せている。ただし、まだまだ幼児であるためかフォースを使うたびに大きな疲労を感じるらしく、劇中でフォースを使用した直後はぐったりとしている。それでもマンドーの危機には自らの疲労を押してフォースの使用を続行するなど、まさしく「頑固」といっていい性格をしている。
- 帝国の残存勢力が彼を追いかけている理由は現時点では不明だが、彼の血液を人間に注射する人体実験を行なっていることは判明している。なお、Season2の時点では血液を注入された被験者は2週間以内に全員が拒否反応を示して死亡しているため実験は失敗しているらしい。
- アソーカ・タノ曰く、マンドーとの強い絆を持っているが、その強い執着ゆえの危うさを持っているとのこと。現に、マンドーと腕相撲をしていたデューンをマンドーを苦しめる「敵」と勘違いしてフォースで首を締めてしまうという衝撃的な行動をしてしまっている(マンドーがすぐに止めたので大事には至らなかった)。この絆があるため、アソーカはグローグーの身柄引受を断り、代わりに惑星タイソンの古代のジェダイ寺院に行くことを勧めた。
- 惑星タイソンの寺院で他のジェダイに呼びかけるため瞑想している隙を突かれ、彼は再びギデオンの手中に落ちてしまう。彼のことを息子のように思っているマンドーの手でなんとか救い出されるが、強敵ダーク・トルーパーに包囲され窮地に陥ってしまう。しかし、そこへグローグーの呼びかけに応じた一人の人物が現れ...
- 最終的にグローグーは葛藤の果てに、その人物と共に行くことを選択する。彼をその人物に託す際に、あれほど人前でヘルメットを脱ぐことを忌避していたマンドーが彼に素顔を晒し別れを告げるシーンは本編でも屈指の名場面である。
関連タグ
- 別タグ:グローグー ベビーヨーダ
- pixivで登録されているものはこちらが多いが、ネタバレ防止の観点から「ザ・チャイルド」の名前で記事を作成した。※
- ※「マンダロリアン」公開当初は非公式wikiの紹介ページでも「ザ・チャイルド」表記だったが、2022年1月現在は「グローグー」表記に変更されている。同じことが「マンダロリアン」=ディン・ジャリンにもいえるが、あちらは『マンダロリアン』『マンダロリアン(ドラマ)』と表記が重複するので、本名で記事を作成した。
- 子連れ狼:幼い子供を連れて漂泊の旅に出ている点が共通している。