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爆誕の編集履歴2022/01/03 17:28:36 版
編集者:K.K.
編集内容:内容の追記

爆誕

ばくたん

爆誕とは、「爆発的に誕生!」といった意味合いの言葉である。なんかインパクトがある。広辞苑には(今のところ)載っていない。

概要

「爆誕」とは、以下の意味を持つ言葉・名称である。

  1. 大槻ケンヂ率いるバンド、「特撮」のアルバム第一弾。2000年2月リリース。リマスタリング盤が2008年12月にリリースされている。
  2. 劇場版ポケットモンスターの第2作目。「幻のポケモン ルギア爆誕」→ルギア爆誕
  3. キャッチコピーなど。勢いがあって、なんかいい感じになる。→「※※、ここに爆誕!」

実は意外に古い?『爆誕』の初出

一般にポケモン映画、それも「ルギア爆誕」が初出と言われている「爆誕」であるが、

実は「爆誕」の語は意外に古くからあり、

少なくとも「コロコロコミック」誌においては、「爆球連発!!スーパービーダマン」での使用例があり、

最古のものでは1991年、「スーパービックリマン」関連記事での使用が確認されている。

また、上述のコロコロコミックにおける事例とは関連しないが、1991年と1993年に刊行された、ジェイムズ・ジョイスの小説「フィネガンズ・ウェイク」の早稲田文学訳版(河出書房新社刊)に、「爆誕」の語が登場しているという例もある。

そのため、「爆誕」は「元々コロコロコミック語としてよく使われていた言葉」であり、

ポケモンと「ルギア爆誕」は、「爆誕という言葉の初出」ではなく、「爆誕という言葉が有名になったきっかけ」に過ぎないが、

「爆誕」という言葉が広く知られるきっかけとして、ポケモンと「ルギア爆誕」が果たした意味は大きいと言えるだろう。

ちなみに小学館のお偉いさんは、この言葉をたいへん気に入っているようで、「ルギア爆誕」の企画時に、デカデカとこの言葉をホワイトボードに書き、「この言葉を使ってくれ」と言ってきたことが首藤剛志氏のコラムでも語られている。

確かに独特のパワーのある言葉ではある。

国語辞典に載ったのは、この語が使われるようになってから遅く、2021年に発売された三省堂国語辞典第八版で下記のように掲載された。

ばくたん[爆誕]((名・自サ))

〔俗〕〔おどろくようなものが〕誕生すること。「新しいメニューが爆誕」〔二十一世紀になって広まったことば〕

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