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爆誕

ばくたん

爆誕とは、「爆発的に誕生!」といった意味合いの言葉である。なんかインパクトがある。広辞苑には(今のところ)載っていない。
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曖昧さ回避編集

  1. 大槻ケンヂ率いるバンド、「特撮」のアルバム第一弾。2000年2月リリース。リマスタリング盤が2008年12月にリリースされている。
  2. 劇場版ポケットモンスターの第2作目『幻のポケモン ルギア爆誕』。→ルギア爆誕
  3. キャッチコピーなど。勢いがあって、なんかいい感じになる。→「※※、ここに爆誕!」

実は意外に古い初出編集

一般にポケモン映画、それも『ルギア爆誕』が初出と言われている「爆誕」であるが、実は言葉自体は意外に古くからあり、少なくとも「コロコロコミック」誌においては、『爆球連発!!スーパービーダマン』での使用例があり、最古のものでは1991年の『スーパービックリマン』の関連記事での使用が確認されている。


また、上述のコロコロコミックにおける事例とは関連しないが、1991年と1993年に刊行された、ジェイムズ・ジョイスの小説『フィネガンズ・ウェイク』の柳瀬尚紀による訳(河出書房新社)に、「爆誕」の語が登場しているという例もある。


そのため、「爆誕」は「元々コロコロコミック語としてよく使われていた言葉」であり、

ルギア爆誕』は、「爆誕という言葉の初出」ではなく、「爆誕という言葉が有名になったきっかけ」に過ぎない。だが、「爆誕」という言葉が広く知られるきっかけとして、ポケモンが果たした意味は大きいと言えるだろう。


ちなみに、独特のパワーを持つフレーズであるためか、小学館のお偉いさんは、この言葉をたいへん気に入っているようで、『ルギア爆誕』の企画時に、デカデカとこの言葉をホワイトボードに書き、「この言葉を使ってくれ」と言ってきたことが首藤剛志氏のコラムでも語られている。


辞典上において編集

国語辞典に載ったのは、この語が使われるようになってから遅く、2021年に発売された三省堂国語辞典第八版で下記のように掲載された。


ばくたん[爆誕]((名・自サ))

〔俗〕〔おどろくようなものが〕誕生すること。「新しいメニューが爆誕」〔二十一世紀になって広まったことば〕


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