同作のキーキャラクターの1人で、フレイムヘイズ『万条の仕手』。
アニメ版での声優は伊藤静が担当している。
なお、pixiv内では姓を省いたヴィルヘルミナのタグが使用されることが多い。
人物
シャナの育ての親の一人であり、相当な親馬鹿。
シャナを育てるに当たってメイド服を着用するようになり、
実用性の高さを気に入って現在も愛用しているが周りからは完全に浮いている。
紅世の王“夢幻の冠帯”ティアマトーと契約するフレイムヘイズ。
“夢幻の冠帯”のフレイムヘイズとしての称号は『万条の仕手』。
ティアマトーの意思を表出させる神器はヘッドドレス型の“ペルソナ”。
戦闘時は狐に似た仮面へと変化させ、鬣のように噴出させた無数の[[リボン]を操る。
『炎髪灼眼の討ち手』候補を育て始めるために表舞台から消えた数百年前は『戦技無双の舞踏姫』の異名で名を馳せ、
史上始めて結成された『フレイムヘイズ兵団』と、紅世の徒の大軍勢『とむらいの鐘』との間で勃発した『大戦』の英雄の一人として活躍していた。
無表情な上に「~であります」と畏まった妙な口調であるが、内心は非常に情に厚く感情豊か。
無表情はそういった内心を隠すために意図的にしているものであり、神器ペルソナが顔を覆い隠した仮面の形状を取るのも顔に出やすい自身の心を隠すためのもの。だが周りから結構バレバレなことが多い。
悠二を破壊しようとした際にシャナに大嫌いと言われた時にあまりのショックに朝まで酒を飲みながら号泣したことを始め、
作中で泣く場面が多く、シャナの中ではトップクラスの泣きキャラ。
好物はブツ切りチーズとワイン。御崎市に在住するようになってからはマージョリーとよく一緒に酒を飲みながらシャナの事に関する相談をしている。
紅世の王“虹の翼”メリヒムのことを愛していたが、その思いは相手に届いた上で完全に無視され、報われることは無かった。
彼がシャナによって倒された後もまだ失恋からは完全に立ち直れてはいない。
本編で駄目だったからか、何でもありな番外編ではメリヒムと幸せになろうと様々な策で仕掛けるが、
大抵は上手くいかないor力づく。このメイド、実に必死である。
『万条の仕手』としての能力は白いリボンを作り出し自在に操ること。
リボンは存在の力で強化されているため布のように柔らかく軽く動きながら、鋼のような強さを持つ。
全力状態ではペルソナから称号のとおり万単位の膨大なリボンを噴出する。
これを剣山のようにして相手を串刺しにしたり、自在式などを盛り込むことで様々に応用する。
加えてヴィルヘルミナ自身の技量として対象の力の流れや動きを見切り、合気道のように逸らし回し投げ飛ばすことを得意とする。
万条の仕手の能力であるリボンと合わせることで、相手の大きさ、パワー、重量など関係なく戦技無双の投げ技が『戦技無双の舞踏姫』の異名の由来であり、
格闘戦においてはフレイムヘイズの中でも最強の域に位置し、近接戦闘に優れている方であるシャナでさえも子供扱いできるほど。
その反面、どちらも直接的な破壊には関わらない能力であるため、破壊には炎弾や爆破など、基本的な物に頼らざるえない。
そのため“千征令”オルゴンや“甲鉄竜”イルヤンカのような耐久性の高い相手を殲滅することなどは苦手とする。
本編では外界宿を通したマージョリー・ドーの要請により、教授との戦いであちこちが破壊された御崎市の後始末を口実に、
友との約束で大切な想い人を犠牲にしてまで育てた大事なシャナが変化するのを断つため、
謎の自在式により変異させられた『零時迷子』とヨーハンをフィレスが発見して絶望しないように、
そしてそれを探している『仮装舞踏会(バル・マスケ)』の手に渡らないように、
ミステスを破壊して無作為転移させるためにやってくる。
色々あったがシャナと悠二の連携により倒され、お互い隠していた内心を語り和解した。