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明日なんて日来ないわよ。 苦しい今を変えたいんだったら、今、動かなきゃ。

明日を待つより、今動けってね


プロフィール編集

称号 弔詞の詠み手
年齢 300~400歳程度(外見は20~30歳)
誕生日 不明
身長 173cm
体重 不明
好きなもの
CV生天目仁美

概要編集

異能者『フレイムヘイズ』の一人で主要キャラの一人。

弔詞の詠み手(ちょうしのよみて)の称号を持つ。炎の色は群青


本質的に激情家だが、戦闘思考は怜悧かつ大胆。

熱くなってもその戦闘は短絡的にはならず、を殺すために最も効率の良い戦法と冷静な思考・状況判断を行い、勝機が薄ければ即時撤退を選択するといった明晰さも持つ。


日常的には大雑把でグータラで酒好き。酒癖は悪いが強くはなく、よく二日酔いに陥る。人生経験豊富で姐御肌の為か、他人の相談や愚痴の相手になる事も多い。

基本的なスタイルは、少年には厳しく少女に対しては優しい。する少女達に的確なアドバイスをしている模様。 また、用途に応じた自在式を栞に込めて渡すと言った、(利便性も兼ねた)他者への気遣いもたびたび見られる。

一方で、人間時代に頼られては裏切られる経験を幾度も繰り返しており、面倒見は良いのだが、同時に面倒を見た相手に裏切られる事への虚しさも感じていた様子。


人間時代は、近世のイギリス出身(明言はされていないが、そう思われる描写が多々見られる)であり、地位ある貴族の娘だったと思われるが(回想では一貫して名前が伏せられており、本名は不明)、他人に裏切られて家が没落して全てを失い、以来自分を裏切って全てを奪った者達への復讐だけを支えに生きてきた。

しかし、その復讐対象達に後少しで復讐できるというところまで辿り着いた矢先に、突如現れた誰も知らない正体不明の銀色の炎の“紅世の徒”(通称“銀”)に、目の前で復讐対象だった人々を全て皆殺しにされ、自身の復讐を眼前で打ち砕かれた上に、嘲笑に満ちた目で見下された。

そして、自身も瀕死でいたところでマルコシアスと契約し、「自身の存在意義である復讐」を奪い去った“銀”に復讐するべく、以後数百年“銀”を探しつつ数多の“徒”を討ち滅ぼしてきた(II巻、S巻『マイルストーン』より)。

1930年代には、ニューヨークで“千変”シュドナイと遭遇し、双方味方を失って痛み分けに終わっていた。


本編開始の二年前には、香港で中央アジアに入る為の準備をしていたヴィルヘルミナ・カルメルと出会い、中世の『大戦』での話を聞いていた。

やがて、“屍拾い”ラミーを追って御崎市に行き着き、同業者のシャナや悠二と遭遇。当初はラミーの処遇を巡り対立した上に、最終的にはラミーの「“銀”を追うな」「時が来れば自ずと“銀”に合える」という謎の言葉に無気力に陥るが、“愛染の兄妹”(ソラトとティリエル)と“千変”との戦いの中で見事に復活した。

ダンタリオン教授の実験阻止では、シャナやカムシンと協力するなど、なんだかんだで協調性も見せていた。


本編(II巻から)では5月初め、“屍拾い”ラミーを追って御崎市を訪れ、案内を頼んだ縁で慕われるようになった佐藤啓作と田中栄太を子分に引き連れ、御崎市に陣取っていた(主に佐藤の家)。

二人に対し「大切」とかそういった類の感情を抱いているらしく、当分は他の街に動く事はないと思われた。

清秋祭での暴走時には、精神面や覚悟の違い等、相手が万全ではないといえども、あの『万条の仕手』を見事に翻弄し蹂躙したが、シャナ達によって止められた。


XVI巻にて、“祭礼の蛇”坂井悠二による精神攻撃を受け、彼女が長年追っていた復讐対象である“銀”の正体とは、ダンタリオン教授が開発した「我学の結晶14372-暴君Ⅱ」である事が明かされる。

この「暴君」とは、「久遠の陥穽」に放逐されている祭礼の蛇の代行体製作に必要な、祭礼の蛇の仮想意思総体を作る為の物である。その為の人格鏡像を収集するのが「暴君Ⅱ」で、後にサブラクによって「零時迷子」に打ち込まれた「暴君Ⅰ」の方は、その収集された人格虚像を受信する為の受信機の役割を持っている。

分りやすく纏めると、要は異空間にいる祭礼の蛇のアバターを作る為、必要な人間の感情を集める機械が暴君なのである。


暴君の本体は『星黎殿』の中枢に存在する、銀色の汚れ歪んだ板金鎧であり、鏡像転移(要は分身の術)によって大量の分身を発生させる事ができる。その力で強い激情を抱えた人間の元に分身を派遣し、その人間が望んだ通りの行動をなぞる事で、その人間の感情や行動パターンのサンプルの収集を行っていた。銀色の炎も存在せず、これは祭礼の蛇の黒い炎の影の色である。

マージョリーが遭遇したのは、まさにその鏡像転移で派遣された分身であり、暴君はマージョリーの強い復讐心に惹かれて現れ、マージョリーが望んだ通りの行動をしただけで、あくまで彼女の願望に従って動いていた人形に過ぎなかったのである。

ちなみにマージョリーを見下して嘲笑っていたように見えたのも、マージョリー自身の「復讐をした末に相手を見下して嘲笑ってやりたい」という願望が暴君に投影された結果、彼女の視点ではそう見えていたというだけでただの幻覚に過ぎない。


長年追い求めていた“銀”という従など最初から存在しなかった事、そして“銀”はただ自分のしたかった事を代行しただけで、自分の復讐などとうの昔に終わっていたという真実を知り、自己のフレイムヘイズとしての存在理由を失い錯乱状態になってしまう。

その結果、契約解除による消滅の危機に陥るが、田中栄太と吉田一美の必死の叫びによって一命を取り留めた。それ以降は昏睡状態となり、吉田一美の提案で佐藤家の啓作の自室のベッドで眠り続けていた。


しかし、佐藤啓作が東京外界宿から自宅に帰還し、口付けされることで目を覚ました。どうやら自分に呼びかける声は目覚める前から聞こえていた模様。そして、吉田一美と田中栄太に見送られて『引潮』作戦の為に啓作と共に佐藤家を出発し、中国南西部の戦場近辺に配置された『天道宮』へ向かった。


そして、ヴィルヘルミナから託された『引潮』作戦の準備を『天道宮』で啓作や董命達と共に進めていたが、戦局の変転によって自ら戦場へ赴き、ゾフィー達に囮の『天道宮』を作り出す自在式の栞を渡した後、シュドナイを多重の自在式の檻に閉じ込める。結果として三分と持たなかったが、戦場に高速で飛来したキアラとサーレに回収されて戦場から脱出した。


その後シャナらと共に、香港を経由してニューヨークへ移動した。

『イーストエッジ外信』にて、シャナと『三神』の交渉を脇に、旧友のサーレととある複雑な自在式の解体・走査をしていた。

御崎市決戦では、(はっきりとは描写されていないが)[百鬼夜行]により『真宰社』内部へ密かに送り届けられ、戦闘を避けながら内部を移動し、シャナらの切り札として、『吟詠炉』に保存されていた『大命詩篇』を書き換え、改変された『大命詩篇』をバックアップを使って書き直す事を不可能にした。


自分の役目を果たした後、『真宰社』最上部に登場。ためらうヴィルヘルミナに『約束の二人』を追っていくよう促し、自身はシュドナイと交戦に入った。

新世界『無何有鏡』創造後は、この世に残留する理由を吉田一美に話した後、仕切り直しでシュドナイと再戦。御崎市に満ちる莫大な“存在の力”を取り込んで、『トーガ』の暴走状態をも超える多頭の狼型の怪物として顕現させ、同じく巨大な怪物に変化したシュドナイを全周囲からの一斉火炎放射(並のフレイムヘイズ数万人分)をもって、ついに討滅した。


シャナ達が新世界へ旅立ってから二ヵ月後の四月下旬、佐藤と共に御崎市に戻って出迎えた吉田一美と田中栄太にフレイムヘイズたちや外界宿の近況を伝えた。そして、参加した御崎山での花見の席で坂井千草と坂井貫太郎に坂井三悠の名の由来を聞いた。花見の終盤で、御崎市決戦前にシャナから託された『コルデー』の数個のうちの一個である指輪を取り出し、伝えたいに人に伝わるかもしれないという名目で、外界宿で試作段階にあった新世界への通信の自在式を込めた指輪型宝具『コルデー』(“紅世”について知らない人たちには『聖エドワードの指輪』と語っていた)を使ってのおまじないを、花見に参加した皆で行った。


外見編集

栗色の髪をした欧州系、トップモデル顔負けの長身と豊満な肢体を有する金髪美女。推定3~400歳。

紅世の王マルコシアス契約しており、神器「グリモア」(メイン画像で肩から提げている分厚い本)を携えている。


能力編集

自在式の扱いに長けた自在師であり、戦闘時にはずんぐりむっくりな獣型の炎の衣『トーガ』(アニメ版では群青の熊となった)を纏い、自在法を即席で編み出し口ずさむことで複雑かつ高度な自在式を展開・制御することが可能。この即興詩は『屠殺の即興詩』(アニメ版では『堵殺の即興詩』)と呼ばれる。

激情家であり、同業者であるフレイムヘイズ相手でも、邪魔者や気に入らない者には容赦しない凶暴性を持っていることから紅世の徒からは「死」と同義語とまで恐れられていた。

関連イラスト編集

SD マージョリー弔詞の詠み手

関連タグ編集

灼眼のシャナ 酒乱 ポニーテール 巨乳 爆乳

シャナ 坂井悠二 ヴィルヘルミナ・カルメル 佐藤啓作 田中栄太


おねショタ:特にアニメ第3期

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