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THEWRAITHの編集履歴

2022-02-18 03:02:41 バージョン

THEWRAITH

れいす

THE WRAITH(ザ・レイス)とは、ゲーム『Dead by Daylight』に登場するキャラクター。

概要

Dead by Daylight』に当初から登場しているキラー殺人鬼)の一人。

斜めに三筋走る不思議な模様の入った人面樹のような顔に、丈の短いマントと帯をまとった長身痩躯の男性。右手には鎌のような形状の武器「アザロフの頭蓋骨」、左手には「悲哀の鐘」を持つその姿は死神を彷彿とさせる。


呼称の意味は「亡霊」「幽霊」「痩せ細った人」など。

鐘を叩いて鳴らすことで、肉体の透明化・実体化を切り替える能力を持ち、透明化中はサバイバー(生存者)から視覚および心音での探知を完全遮断することが出来る。

ちなみに開発当初の名称は「BANSHEE(バンシー=死を告げる妖精)」だった。


根城にしているステージ「オートヘイヴン・レッカーズ」は、過去の自分の職場だった自動車解体工場。青暗い空気の張り詰める荒地に、潰した車の残骸が点在している。


人物

プロフィール

本名フィリップ・オジョモ(Philip Ojomo)
性別
出身地アフリカ(ナイジェリア)
声優Filip Ivanović(@hellsbandit)

背景

かつては人間であり「オートヘイヴン・レッカーズ」の自動車解体工として働いていた。「オートヘイヴン・レッカーズ」は裏社会との繋がりがあったものの、それ以上に治安が悪い国からの移民であった彼は犯罪に巻き込まれないよう立ち回る心得があり、日々淡々と仕事をこなしていた。

ある夜、いつも通りに仕事をしていたところで自動車のトランクから滴る血を発見。そこにはまだ息のある男が押し込められており、自動車をプレスする事で死体処理の片棒を担がされていた事を知ってしまう。咄嗟に逃がそうとした男をその場で殺したのは、ほかならぬ上司のアザロフだった。騙されていたとは言え自分が多数の人間を殺した事を知ったフィリップは発狂、アザロフを惨殺して姿を消した。

その後彼の姿を見た者はおらず、殺されたアザロフの頭部も発見されることはなかった。しかし今でも「オートヘイヴン・レッカーズ」からは、人もいないのにプレス機が動く音がすると噂されている。


少年期

フィリップはナイジェリア北部の小村で生まれた。民族浄化による虐殺で天涯孤独となったフィリップ少年に唯一残されたのは、父の遺品である「幸運の鐘」であった。「危険が見えたら鐘を鳴らすこと」「鐘が聞こえたら隠れること」。彼らの村では、鐘の音は虐殺の実行部隊である「討伐部隊」の接近を周囲に伝える警報であった。


飢えと渇きで一人死にかけていたフィリップはフナニャという女性に保護され、他の保護された子供たちと共に、虐殺で住人が居なくなった集落跡に隠れ住むようになった。フィリップは討伐部隊を激しく憎悪し「彼らの様に殺人で金を貰う者・殺人に金を払う者はいつか皆殺しにしてやる」と復讐心に駆られていたが、フナニャはフィリップの感情任せの考えを諫め、道徳を説いた。

目には目をでは誰もが盲目になり、世界は永遠の闇に包まれてしまう」「赦す者は赦される」「生き残って、世界に真実を伝える証人になるの」


フナニャの教えに徐々に絆されていくフィリップだったが、フナニャたちとの別れは唐突に訪れた。過酷な潜伏生活が祟り、フィリップは不寝番の最中に眠りに落ちてしまったのである。目が覚めた頃には、フナニャは全身を切り裂かれた上にハチミツを塗られ、群がるアリによって生きたまま食われるという凄惨たる有様で放置されていた。「自分が起きていれば」「鐘を鳴らしていれば」罪悪感に圧し潰されそうなフィリップを見て、フナニャは最後の力を振り絞り「赦す」と告げた。フィリップは泣きながら、死を待つだけの彼女をせめて楽にしてやる事しかできなかった。


その晩、フィリップは野営中の討伐部隊の一団に出くわした。フィリップの理性はフナニャの教えと遺志に従い逃げるべきだと告げていたが、爆発的に溢れ出る暗い感情が理性の声をかき消した。

目には目を。世界には永遠の夜を」「赦したくもないし、赦されたくもない」「みんながされたように、奴らを苦しめてやる」


フィリップは討伐部隊の兵士たちが寝静まるのを待ち、灯油を撒いて火を放った。燃え盛る兵士たちの断末魔を背に受け、フィリップは「幸運の鐘」を叩いた。盲目な世界の復讐者、死の天使の到来を告げるかのように……。



性能

「悲哀の鐘」を鳴らす事で透明化し、奇襲をもってサバイバーに襲いかかる。透明化中は心音が消失するため接近を悟られにくいが、よく見ると僅かに空間が歪んでいたり、草の音や呼吸音で気づかれる可能性がある。

かつては不遇な性能から最弱扱いされていたが、アップデートを経てそれなりに戦えるよう強化された。

またパレットを当てられた時の「ブモー!」という悲鳴、僅かに小首を傾げた立ちポーズ、やせ細った体でたしたし歩き回る姿などから、一部からは「レイスくんかわいい」と愛されキャラになっている。


パーク

捕食者(Predator)

足跡(走った際に出現する赤線)の残存時間が増え、散らばりにくくなる。

効果を実感できるほど足跡がわかりやすくならないため、どうにも微妙。


血の追跡者(Bloodhound)

血痕の残存時間が増え、しかも蛍光色のように光るようになる。

足跡と違い血痕は負傷状態から回復しない限り消すことができないため、負傷状態のサバイバーをかなり追いやすくなる。これを持ったキラーから逃げ切ることはほぼ不可能である。


闇より生まれし者(Shadowborn)

視野が広がる。地味すぎる効果ゆえにほとんどのキラーには必要ないが、一瞬の判断力が必要とされるナースにはこのパークがマッチする。


アドオン

アドオンの殆どは「鐘に施すフィンガーペイントの印章」であり、同じ印章でもレアリティによって白インクなど画材が変わる。

効果は基本的に透明化の発動・解除の際に発生するタイムラグの減少、鐘の音の静音化といったレイス最大の隙をカバーするアドオンがそろい踏み。

上手く組み合わせることで、鐘の音がなっても余裕ぶっている生存者を間髪入れずに殴り飛ばす凶悪レイスが誕生する。


メメント・モリ(殺害演出)は相手の足を掴んで引きずり寄せた後、手に持っている武器でボコスカ叩いて殺すというもの。

一見非力なレイスくんがえい!えい!えい!と必死に叩いているように見えるので、殺人シーンにもかかわらずかわいいともっぱらの評判。


長所

透明化中はまるで「気付かれない」ことが最大の強み。更に透明中は速度上昇もあるため、一度見つけてしまえばこちらの物。最高の距離感を保って透明化解除する事で油断したサバイバーを奇襲できる。

更にアドオンやパークによって索敵力を高めることができるため、単純なチェイス能力は徒歩キラーの中ではかなり高い。


欠点

便利な透明化ではあるが、発動と解除のたびに鐘を鳴らす必要がある。この鐘の音が大きく、透明化を解除しないと攻撃できないため、せっかく奇襲しようとしてもサバイバーに逃げる隙を与えてしまう。

透明化しても耳のいいプレイヤーには声で気付かれるし、透明化中に動くと空間が歪むためよく見るとバレバレ、と、どうにも欠陥の多いステルス能力である。透明化による接近・奇襲性能は目を見張るものがあってもそこから仕留めるまでが難しい。


その後あまりの不遇さゆえか何度も強化され、

・鐘の音が近くにしか聞こえなくなる

・透明化中でもバレットや発電機の破壊、ロッカーチェックが可能になる

・鐘を鳴らす動作中の移動速度の上昇(通常時の移動よりは勿論遅いがマシになった)

・透明化解除直後に移動速度が上昇する

・透明化解除のキャンセルが可能

・透明化中にある程度離れていると完全に見えなくなる

などの能力を手に入れた結果、(徒歩キラーの中では、という前提条件は付くが)かなりの強豪に成長した。


現在では、苦手な初心者の入門用キラーによし、奇襲性能を活かせる上級者によし、と誰にとっても扱いやすいキラーになっている。


関連タグ

DeadbyDaylight キラー(DbD)

亡霊 妖精 死神 みんなのアイドル


THE TRAPPER → THE WRAITH → THE HILLBILLY

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