概要
- 切腹に際して腹を切る時の痛みを軽減するために対象者の首を刀で刎ねること。
- 「世界樹の迷宮3」の職業「ショーグン」が保持するスキル。 敵・味方ともに、HPが一定値以下になると抹殺する。
- 日本の漫画家。→『介錯(漫画家)』
『人間五十年、下天のうちをくらぶれば、夢幻の如くなり。 一度生を享け、滅せぬもののあるべきか』
首を刀で刎ねること。
介錯とは、切腹に際して腹を切る時の痛みを軽減するために対象者の首を刀で刎ねること。
江戸時代中期以降になると切腹自体が簡略・儀礼化し、いわゆる「扇子腹」の形式で行われるようになり、
切腹人が小刀・脇差に見立てた扇子に手を伸ばそうとした瞬間に介錯することがほとんどであった。
首を刀で斬り落とすのには首の骨の関節を切ること、身分地域により皮を残し切り落とすなど
いくつかの作法が存在した。
剣術の未熟な者は手許を誤って何度も斬り損ねたり、刀を損傷してしまうことも多々あった。これらは非常な恥とされたため、介錯人には特に剣の腕の立つ者が選ばれた。
三島由紀夫が切腹をした際にも、剣道有段者の森田必勝が介錯を務めたが三太刀ともしくじって三島を苦しめてしまったため、同じく剣道の心得がありより大柄な古賀浩靖が代わって介錯を務めた。このようなエピソードも、介錯を全うすることが高等技術や優れた体格を要するかを窺わせるものである。
介錯には切腹に限らず世話をするという広い意味もある。舞台芸能では世話をすることを介錯と称する。
例えば、文楽などの古典芸能では小道具の受け渡しを介錯と呼ぶ。現代の演劇では、幕の開閉や役者の動作の補助などを介錯と呼ぶ。照明などの角度を変更するための介錯棒という道具もある。
関連タグ
「世界樹の迷宮3」のスキル
敵・味方関係なく、HPが一定値以下になると対象を確実に戦闘不能状態にさせるパッシブスキル。
ボスやFOEだけでなく、ショーグンを庇ったファランクスやシノビの分身に対しても発動する。
介錯持ちが複数居る場合は前列左側のキャラから順に判定を行う模様。
鈍器や絵本に農具、果ては素手であっても、その獲物を問わず有効。
腕を封じられると発動せず、自らを介錯することはない。
味方に介錯して倒した場合でも、アベンジャーや血染めの朱槍はしっかり発動する。
関連タグ
谷三十郎−介錯失敗のエピソードがある
居合−古流派によっては、介錯の形が存在する(例:無双直
伝英信流「順刀」)