追い腹

おいばら

切腹の形式のひとつ。殉死。

概要

主君の後を追い、切腹して自決すること。追腹、供腹（ともばら）とも。

明治天皇のあとを追って切腹自殺した、乃木希典の例が有名。

この風習は「一生一君に仕えず」という、武家社会の慣習から生まれた。もとは主君が戦死がした際のみだったが、解釈が拡大され、病死でも行われるようになった。

江戸時代初期に全盛を迎え、四代将軍徳川家綱の代に禁止令が出たが、収まらず、関係者に厳罰を与えることでようやく終息をみた。

男性だけでなく、女性が行った例もある。

関連タグ

殉死

詰腹　無念腹