概要
切腹時の作法のひとつ。切腹の際、止めを刺すため、首を切断する介錯が行われる。
しかし、首を切るとは言え、いわゆる斬首とは違い、武士の名誉と尊厳を伴った、切腹という儀式の一部である。そのため、それにも一定の作法が必要だった。
切腹を終え、首を切られて止めを刺されれば、倒れることになる。このとき、うつ伏せに倒れることが武士の嗜みで、仰向けに倒れることは恥とされた。
切腹時、うつ伏せに倒れさせる手法として用いられたのが、この抱き首である。
これは、首の皮を1枚残して、首を切ることである。それにより、首の重みで、自然と身体を前に倒れさせ、うつ伏せの状態で絶命出来るというものだ。
つまり、この「抱き首」とは、武士の名誉を守るための重要な作法なのであった。
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首の皮一枚:辛うじて可能性を残すことを意味する諺。この作法が由来。