人面樹
じんめんじゅあるいはにんめんじゅ
鳥山石燕著の妖怪画集『今昔百鬼拾遺』や江戸時代の百科事典『和漢三才図会』、および中国の『三才図会』で紹介されている怪木(妖怪)。
南西の方角に千里行った場所にあるといわれる「大食国(だししこく)」という名の国に生息している木といわれており、その名の通りに人の首のような花を付けるとされる。
この花は人語を解する事は出来ないが、話しかけるとその人に笑いかけてくるが、あまりにも笑いすぎると花が萎んで落ちてしまうといわれている。
CV:池水通洋
初登場は第6期の第66話「死神と境港の隠れ里」。
200年に一度現れる“隠れ里”の守り人を務めており、第2期に登場する隠れ座頭の役割を務める妖怪でもある。
伝承とは違って顔が付いた大木の姿(イメージ的には「かしの木おじさん」をもっと不気味にした感じ)をしており、はるか昔から子供たちをその呼び声で“隠れ里”で呼び寄せており、劇中ではまなを始め荒尾一之進、千代、小助、又吉の5人が確認されている。
また、境港の資料や死神の発言から彼女たち以外にも多くの子供たちが神隠しにあっており、その事から“隠れ里”へと招き寄せられている子供たちは多数いることが分かる。
なお、“隠れ里”へと行ける子供たちは人面樹の声が聞こえた人物だけであるらしく、声が聞こえた者はまるで催眠術に掛かっているかのような状態になって引き寄せられるようにその場所へと向かっていくようだが、そのような状態になってしまう人物の条件などは不明。
なお、子供たちを“隠れ里”へと招き寄せるのは子供たちが飢えも争いも無く、永遠に生きられる事こそが彼らの幸せだと考えている為であり、(招き寄せされた子供たちの意思は別として)人面樹本人には全く悪意はなく(現に子供たちの魂を奪いに“隠れ里”へと侵入して来た死神を追い出そうと戦っている)、死を覚悟して“隠れ里”から離れようとする一之進を必死に説得しようと呼びかけていた。
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第九筆「死んで花実が咲くものか」
ぼくを、もう汚さないで。 ****** 勘解由小路の闇と向き合いながら、心の姿を一閃描く、小鷺の戦いの回です。妖しき人面樹と邂逅を果たしましたが、これからどんな妖達と出会い、術を磨くのか小鷺の心の磨き方次第です。 あらすじ。 かつて、東京が江戸と呼ばれていた時代。御用絵師と御用人というものが存在していた。将軍が取りたてた御用絵師達は江戸に潜む妖達を跋扈するため、霊筆を使い、先祖返りの妖である御用人と共に力を合わせて、図画に姿を封画した。その御用絵師の一人であり、妖怪画家として名を馳せた鳥山石燕の曾孫の話。三百年後の現代、遠野のマヨイガを終の住処に選んだ石燕の跡を継ぐように、佐野小鷺は妖の憑き物落としという不思議な商いをしていた。石燕が描いた図画百鬼夜行の続きと石燕の霊筆を使い、石燕の御用人である手の目の先祖返りの少女、累と共に力を合わせ、マヨイガ、迷い家に迷い込む妖事を抱えた客達を祓うのだ。図画百鬼夜行の続きは将軍にも隠し通されてきて、この世に晒されてはならない。秘密を抱えながら、中学生一年生として日々を過ごす。クラスの中心である妖怪好きの花房美鶴に目をつけられ、オカルト研究部に入らないかと勧誘される。花房は鳥山石燕に深く心酔していて呆れるほどにオカルト好きだった。日々を過ごす中、この先に起こる妖達の予知夢を見て、学校で起こる怪事とリンクする。地主の息子で情報網が広い花房に協力する形になり、悪友のような関係を築く。オトラ様と縁を結ぶ猫屋敷、狗神の犬飼、南部家のトリ姫の白笛を持ち、訳あって男装する花房の婚約者の八戸、佐々木家の息子で髪結屋の捨吉の遺紐を結ぶ蔵之介。奇縁で繋がった皆でオカルト研究部の部員となり、顧問を押し付けられたシニカルな一先生と共に遠野物語の検証をして、様々な怪事に出会う。そんな中、石燕が夢に出てきて、霊筆を真に使いこなせと忠告される。強い力に妖は惹かれるもの。その力がないと強く一括されて、小鷺は強くなるため、霊筆である不思議な妖、与一に指南を乞う。異次元の時間軸と重量と気温を持つ無限回廊に挑み、霊力の縛りである心の扉を探す。半日で五年が過ぎる無限回廊で老人と成り果てながら、心の扉を見つけて縛りを解いて、無事脱出する。元の姿に戻り、二日間眠り込む。魂と色の姿の風船水母を自在に操れるようになるまで、与一と特訓する。自在に操れるようになれば、次なる筆の術を会得する事を与一に教えられる。優しき箒神、男の心を誘う人面樹を通じて、封じの術を会得する。石燕がまた夢に出てきて、筆の術の種類を小鷺に説く。妖を止縛して、妖の術を禁じる守りの術。筆を刀にも風にも変幻する変幻、妖を武器にして破壊力を上げる破調、妖を己に憑依させて、妖と自分の力を同時に発動出来る纏繞。全てで完成すると告げて、夢でまた別れる。生徒達が悪戯に降霊術を起こした分身様をオカルト研究部の皆で退治しながら、守りの術を会得する。次々と怪事に遭いながら、変幻の術を会得して、鍛錬に励む。奇抜な生徒会メンバーの出会いや、肝試しで出会った死蝶を退治するため、累と真に力を合わせて、破調、纏繞を完成させ、死蝶を退治する。蝶になりかけたオカルト研究部の皆を元に戻せば、自分の秘密を打ち明ける。優しく受け入れられれば、小鷺は中学一年生である自分と、迷い家の主である自分も両方叶えると我儘を通す事を決める。石燕の過去を夢見て笑う事は強さだと石燕に教えられれば、胸に深く刻む。妖しき剣術使いの椿と出会い、御用絵師達を監視、謀殺してきた御庭番衆の生き残りだと知る。彼と二度の激しい戦いを繰り広げれば、彼の右手の呪いと、哀しい過去を知る。御庭番衆である自分達が本当に自由になるため、戦の開戦状を回すという。百鬼夜行が湧く戌の日、御用絵師と御用人達も百鬼も殺す。全ての因果を断ち切ると宣言して、姿を消す。開戦状が回り、御用絵師筆頭の狩野時宗から緊急の招集を受け、東京に旅立つ。大阪、京都、四国を守る御用絵師達と御用人と邂逅すれば、全員で力を合わせて御庭番衆を討つと狩野が宣言する。百鬼夜行を封画して、妖達と共に戦う。血の誓いをすれば、小鷺も大事な人達を守るため、戦う事を決意する。強さとは何か迷いながらも鍛錬に励む。花房達に胸の内を明かせば、一緒に戦うと言われて、小鷺の迷いが消える。石燕の百鬼夜行と自分の百鬼夜行を一つにして、背中に百鬼夜行を宿す。与一や累に支えられながら、百鬼を操れるようになる。迫り来る戌の日に心がざわめきながらも、皆に七夕祭りに誘われて、累と与一を連れて、優しい時間を過ごす。 出店で買った花簪を累にプレゼントして、心細い時はこれを見て、心のお守りにして欲しいと笑う。生きて、自分の心を互いに守ろうと互いに本音を交わせば、約束を交わす。花房達と東京に旅立ち、狩野時宗が花房達の願いを聞き届けて、守りの術をかける。筆の力となる筆法師達を招集して、御用絵師達と御用人達も揃う。戌の日を迎えれば、百鬼夜行が湧くスクランブル交差点に結界の帳を狩野がおろして、百鬼夜行、御庭番衆達と皆で死力を尽くして戦う。百鬼夜行を力で奪い合う自分達と御庭番衆。哀しみの果てを見れば、小鷺は全ての者の哀しみを解き放つため、自身を賭けて全てを描く。石燕が自身に降りてくれば、累と力を合わせて、全てを打ち祓い、救う。石燕が最後の言葉に贈られれば、小鷺は累とある約束を交わす。鳥山石燕を巡る奇奇海外絵巻バトル10,951文字pixiv小説作品 - 人面樹シリーズ
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