「人面樹」の中国語表記。ここではソシャゲ『陰陽師』の登場人物について解説する。
昔々、ここに立派な枝ぶりの大樹があった。
夏になると、人々は木陰で涼み、冬になると、人々は落ちているその枝を家の暖炉に焼べた。
大樹は村人の生活の一部となっていた。
そこで、大樹は「神木」と呼ばれ、村人に大切にされていた。
神木の名が広まり、いずれ村人たちは神木を祭り、願いを書いた紙や絵馬を掛けるようになった。
しかし、それは普通の大樹に過ぎず、人々の願いを叶えることなどできなかった。
不満を募らせた人々は、願いを叶えない大樹を傷つけるようになっていた。
(伝記一より)
概要
CV:花江夏樹
中華人民共和国のソーシャルゲーム『陰陽師』の登場キャラクター「人面樹」の中国語表記。
入手方法は、神龕で御札3500枚と交換。
かつては日差しや俄雨を遮り天を衝く大木だった。
どんな天気であっても、人々に温かく腕を差し伸べていた。
しかし、優しさは人々の貪欲さには勝てなかった。
開いた花があんなに鮮やかな紅だったのは、たくさんの血の涙が染み込んでいたから。
人類に失望しきった彼はそこを去ることを選んだ。
行き場のない怨根と遺憾を連れて。
(陰陽師「式神図鑑」より)