概要
現在のタイ王国最大の都市。人口は828万人。
王宮などを有する政治的な首都であるとともにタイの経済の中心地でもあり、バンコクに在するタイ証券取引所はバーツ（タイの通貨）の主要拠点である。
大学をはじめとした学問や国立博物館などの文化方面も盛んである。
世界屈指の観光都市であり、世界で最も外国人観光客が多い街とされている。
物価は低廉で、(東南アジアの中では)比較的インフラが整っており、なおかつ外国人に寛容な風土、昔の日本を思わせるようなゴチャゴチャ感を持つ。
アジア最大級の日本人街があり、多くの日本人も生活している人気の移住先でもある。
手塚治虫原作の映画「MW」（2009年）では一部にタイ・バンコクが舞台となるシーンがある。
やたら長い名前
正式名称が長いことで有名であり、日本語で数えると122文字にも達する。以下に正式名称を記載する。
กรุงเทพมหานคร อมรรัตนโกสินทร์ มหินทรายุธยา มหาดิลกภพ นพรัตนราชธานีบูรีรมย์ อุดมราชนิเวศน์มหาสถาน อมรพิมานอวตารสถิต สักกะทัตติยวิษณุกรรมประสิทธิ์
クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラーユッタヤー・マハーディロック・ポップ・ノッパラット・ラーチャタニーブリーロム・ウドムラーチャニウェートマハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティット・サッカタッティヤウィサヌカムプラシット
…どんな名前だ。
ヒンドゥー教のおめでたい意味の言葉をやたらかき集めた結果、恐ろしく長い名前になってしまった。
さすがに長すぎるので、行政上の正式名称としては1972年に冒頭の「クルンテープ・マハーナコーン」（大いなる天使の都）のみが採用されている。現地では更にこれを略した「クルンテープ」（天使の街）と称される事が多い。
現地で話されるタイ語では、「バンコク」の名前は都市中心部からチャオプラヤー川を挟んで対岸のトンブリー地区の地名として扱われ、都市全体を指す語としては専ら正式名称を略した「クルンテープ」の名が用いられている。
外部リンク
関連項目
寿限無：名前のつけ方が一緒で、やたらめでたい単語を羅列しすぎて名前が長くなった仲間
