人物
1983年に中学校を中退し、単身アメリカ・サンディエゴへ留学。マサチューセッツ州にあるアートハイスクール、Cambridge School of Westonに進学して、デザイン・音楽・絵画・写真などを学ぶ。卒業後の1987年にパーソンズ美術大学環境デザイン科に進み建築を学ぶが、2年で中退。学生時代当初はビジネスマンを目指していたが、英語が通じない時に自分が描いた絵を渡して喜ばれた経験からアートの世界を志向するようになった。
21歳の時にデザイン会社を起こすもうまくいかず、ヨーロッパやアフリカを放浪する本人曰く「暗黒の時代」を迎える。
ニューヨーク在住時26歳のときに知り合いから頼まれた音楽雑誌『VIBE』用の作品をきっかけに写真の仕事を始め、ジェイ・Zなど多くのアーティストの写真を手掛けるようになる。以降、日本国内外でPV制作も数多く手掛けはじめ、CM、広告、雑誌のアートディレクションなど幅広く活躍。撮影を通じて知り合った宇多田ヒカルと2002年に結婚。
2004年、子供のころに好きだったアニメ『新造人間キャシャーン』を題材とした映画『CASSHERN』で商業監督デビュー。賛否両論となりながらもブルーリボン賞の新人賞を受賞し、本作がきっかけでハリウッドからのオファーが3本くるなど、国外では一定の評価を受たがリーマンショックで全てお流れになってしまった。
以後も妻・宇多田やGLAYのPVを中心に映画・PVを製作していくが、宇多田とは2007年に離婚。
そんな中、宇多田が『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の主題歌を担当することになった際、元夫である彼に相談したところ、一晩で全話見せてファンにしたという逸話がある。