解説
2002年6月にBasilより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲーム。
略称:「それ散る」。
BasiL制作の恋愛ADVとしては3作目に当たる。
主人公・桜井舞人と、彼を取り巻く5人のヒロインによる、テンポの良いコメディチックな日常と、その裏に隠されたファンタジックな秘密という緻密な物語で人気を博した。
しかしながら、すべてのルートをクリアしても、多くの謎や伏線が未解決のままであり、ファンからは続編が期待されていた。
本作発売後、経営陣と製作陣の間でトラブルが起き、製作陣の多くが独立し、主要スタッフであった西又葵・王雀孫はNavelを立ち上げたため、続編製作の可能性は絶望的となった。
2009年、『それは舞い散る桜のように 完全版』が発売された。しかし、先述の通りオリジナルスタッフは移籍したため関わっておらず、内容としても攻略対象ヒロインの増加、一部シナリオの加筆程度となり、オリジナル版で残されていた謎は未解決のままだった。
2022年4月16日、Navelよりリメイク『それは舞い散る桜のように-Re:BIRTH-』の制作・2022年内の発売が発表された。(参考リンク)
登場人物
小ネタ
なお、タイトル名の「桜(さくら)」も2011年3月の九州新幹線全通に伴うダイヤ改正で新幹線の列車愛称として採用されている。
主人公・舞人の名前も、鉄道をモチーフとしたロボットアニメ「勇者特急マイトガイン」が元ネタ。
西又氏デザインによる、主人公たちが通う学園の制服が白地に赤のストライプというデザインであったため、「食い倒れ人形」のようだと評された。