「有人機だから動きを封じるだけでいいと思ったか。そんな情けをかけられて追うことはできんよ、恥の上塗りだ…!」
スペック
形式番号 | YM-02 |
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武装 |
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パイロット | アレクセイ・ゼノレイ |
概要
大ユーラシア連邦が保有・運用するソボーテジアマンの上位機種にして指揮官仕様。
体形はソボーテジアマンに比べて幾分か人型に近い形に再設計され、突き出た胸部からぶら下がっていた円柱状のカメラユニットは大型化したうえで上下が180度反転し、頭部の存在する位置から生えるような配置に見直された。
指揮官機の搭乗を想定しているためコクピットも有している。
携行武装についてはソボーテジアマンと同様のものを扱うが、増設武装の背部大口径キャノン砲は頭部センサーユニットの位置関係から恐らく装備不能。
劇中では10話に登場し、東北を管轄している大ユーラシア連邦の指揮官アレクセイ・ゼノレイが搭乗した。
レジスタンス組織「アラハバキ」の東東北への撤退を支援するために派遣された「八咫烏」のオリジナルAMAIMの鹵獲を目論んだアレクセイが乗り込み指揮官自ら前線に立った。
ソボーテジアマンの統制を利用し一網打尽にした八咫烏のAMAIM3機の前に立ち塞がる。
レイキに機関砲の銃身を切断されケンブには機関砲の防盾を切り刻まれこそすれど、ジョウガンの狙撃すら咄嗟にナタで跳弾させるなどそれ以外の攻撃は驚異的な操縦技術で弾き続け、攻撃による本体の直接的な損傷は受け付けなかった。
しかしその戦闘の最中に左脚部関節に異常が生じ、指揮官機の無力化を達成した八咫烏はトドメを刺さずに撤退していった。
ゼリーゼジアマン“アクチャーブリュ”
月刊ホビージャパン掲載の外伝作品『境界戦機 フロストフラワー』に登場。
北海道に展開している大ユーラシア連邦の指揮官、ユーリ・グルースナ少佐のカスタム機で、「ファルベルジェの卵」と呼ばれる6つの次世代型自立思考型AIの内の一つ「グニェーフ」の実験機でもある。
頭部がウシャンカのような独特の形状をしており、グレーの原型機と異なり青に塗装されている。
また、北海道で運用されるAMAIMの多くが持つスキー板状の湿地帯移動用オプション「スレッド」は本機も装備可能。
ゼリーゼジアマン“アプリエル”
『境界戦機 フロストフラワー』に登場。
網走監獄に現れたユーリの部下、チャイカ准尉のカスタム機。
“アクチャーブリュ”と同様に「ファルベルジェの卵」の一つ「ジャーロスチ」の実験機。ただしそのAIは機体ではなくチャイカ准尉の脳内に埋め込まれている。
頭部はサイクリングヘルメットのような形状で頭頂部にブレードアンテナを備えており、カラーリングは赤。
ナタの他にチェーンソーを近接武装に持つ。