曖昧さ回避
- フランス南部の歴史的地域名。本記事で解説。
- フランス海軍が第二次世界大戦期に建造を計画していたガスコーニュ級戦艦およびその1番艦「ガスコーニュ」。リシュリュー級の改良型であり、リシュリュー級のサブグループにまとめられる事もある。資材収集の遅れやドイツによる造船所周辺地域の占領により起工すらされず未成に終わった。
- 上記の戦艦ガスコーニュをモチーフとした、アプリゲーム『アズールレーン』のキャラクター(KAN-SEN)。2022年4月現在、pixivで本タグが付けられたイラストはこのキャラクターのもので占められている。詳細は「ガスコーニュ(アズールレーン)」を参照のこと。
ガスコーニュ地域
フランス南部のピレネー山脈北麓を指す歴史的地域名。おおむねアキテーヌ南部からプロヴァンス西部に相当する。
バスク地方と隣接しており、ローマ帝国時代までは当地もバスク人が居住していた地域であったという。「ガスコーニュ」の地名もバスク人(ヴァスコン人)に由来するとされる。
古くはフランク人・バスク人・ゴート人による領土争いに始まり、その後もイベリア半島を制圧したイスラム教勢力と在来のキリスト教勢力の衝突、ヴァスコン人の地方政権とフランク王国との衝突など戦乱の絶えない地域であった。この事からガスコーニュ出身者は剣で立身出世を目指す者が多く、軍人シャルル・ド・バツ=カステルモール(通称ダルタニアン、アレクサンドル・デュマの連作小説『三銃士』『二十年後』『ブラジュロンヌ子爵』主人公のモデル)らを輩出している。