金色のガッシュ!!のキャラクター→プロフェッサー・ダルタニアン
小説
ダルタニャンとも、アレクサンドル・デュマの小説、三銃士をはじめとするシリーズ「ダルタニアン物語」の実質的主人公。
ガスコーニュ地方、タルブ生まれの小貴族の勇敢な青年。
田舎出身のため、若干都会の常識に疎い面もあるが、一応貴族としての礼節はある程度弁えている。
銃士になるべくパリへ上り、三銃士と親交を深め、生涯の友情を誓う。
また、人妻であるコンスタンスに強い好意を寄せる。
職務は護衛士、後のラ・ロシェル包囲戦の頃に銃士となる。
枢機卿リシュリューの腹心ミレディーと対決する。
人形劇新・三銃士ではロシュフォール卿に殺された父の仇を討つため、
銃士を目指すと言う設定になっている。
cvは池松壮亮氏。
史実
モデルは同名の実在したフランス軍人で、デュマは彼を「ドン・キホーテ」と揶揄している。
本名はシャルル・ド・バツ=カステルモールであるが、本人はシャルル・ダルタニアンと名乗っていた。これは近衛歩兵連隊のカラーガード(旗衛隊)だった母方の祖父が、同じ名で呼ばれていたためこの呼称の方が通りが良かったからとされる。
1615年頃にガスコーニュで誕生し、長男ではなかったため10代半ばでパリに上京する。その後は1633年時点における銃士隊の閲兵記録に彼の名前があるため、この頃から既に入隊し銃士として活動していたと見られる。
1646年に銃士隊が一度解散すると、当時の枢機卿であるジュール・マザランの腹心となり、その10年後には彼の後ろ盾で近衛歩兵連隊の隊長代理となる。翌年にはルイ14世の下に銃士隊が再結成され、前任の隊長代理補が辞職した後任にダルタニアンが就任した(銃士隊の隊長は形式的にフランス国王であり、隊長代理であるマザランの甥はイタリアで過ごすことが多かったため、ダルタニアンが実質的な銃士隊の隊長であった)。