概要
リシュリューの腹心。顔に傷のある男で、「いくらか顰め面だが気品のある風貌」と描写されている。
物語冒頭、宿屋に立ち寄ったダルタニアンの田舎くさい身なりを笑いものにした為に諍いになり、気絶させられた彼が銃士隊への紹介状を持っていたのを知ると、リシュリューと銃士隊の不要な争いに発展する事を懸念して奪い取った。その後ダルタニアンは痛めつけられた体を引きずりパリに向かい、紹介状もなしで銃士隊の門を叩く羽目になり、大変苦労させられている。
その後もリシュリューに命じられてコンスタンス誘拐の指揮も行い、これを救おうとしたダルタニアン達と対立する。
物語の最後でダルタニアンと決闘し、三度目にして和解、友人となる。しかし後世の映像化作品などでは大概悪役にされる可哀相な人。