ローシュフォール
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ろーしゅふぉーる
A.デュマの小説『三銃士』の登場人物。ロシュフォールとも表記する。
敬称はローシュフォール伯爵。れっきとした伯爵であり貴族である。リシュリューの腹心であり、リシュリュー派の要人。リシュリューの命に従って、王妃や銃士隊の失脚を目指し日々陰謀に励んでいる。
人物的には、生粋の武人で剣の腕に優れ、しばしばダルタニャンも窮地に追い込む程である。しかし、知謀にはあまり優れないようで知恵比べに持ち込まれてはボロ負けするのがお約束。常にリシュリューの陰謀の中心にいる割には憎めない言動が多く、武人らしい義理人情も備えている。その派手な失敗ぶりからも愛すべき馬鹿の立ち位置を確立している。
人間関係的にはまず、リシュリューの忠臣。損得を越えた高い忠誠心を誇る。失敗を繰り返す割りに重用されているので、リシュリューからもその信頼度は高く評価されているのかもしれない。逆に信頼度は低いが有能故に重用されるミレディーとの仲は決して良くない。ダルタニャンや三銃士とは宿敵であるが、個人的には互いに認め合っている面もあるようだ。作中の台詞からして既婚者らしい。お役目とはいえ、あまり無茶して奥さんを泣かせては駄目ですぞ。
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