A・デュマの「三銃士」、及び同作品を原作とするアニメ・人形劇の登場人物、コンスタンス・ボナシュー(Constance Bonacieux)に関するイラストに付けられるタグ。
主人公のダルタニャンの家主の妻。つまり人妻。
舞台となる17世紀フランスでは、宮廷文化の流れでゲーム感覚で恋愛をする不倫は一種の嗜みでもあったことから、この作品は人妻と恋に落ちるのが定番である(?)。
(例:ポルトスの愛人はコクナール夫人。本来の夫の死後、即座に彼女と再婚すると言う現代から見ると非道な行いを後日談で軽々とやってのけている)
アンヌ王妃の下着係の侍女。王妃失脚を目論むリシュリューの密命を受けたロシュフォールにより誘拐、捜索をボナシューに頼まれたダルタニアンが立ち上がるきっかけになった。
その後も王妃のダイヤ事件を通じてダルタニャンと相思相愛になるも、ミレディーの復讐に巻き込まれ誘拐される。
王妃により救出され、ベチューヌの修道院にかくまわれていたが、ミレディーとそれとは知らずに対面、ダルタニアンに恨みを抱く彼女に毒殺される。しかしこの一件によってダルタニャン達三銃士のミレディーへの恨みは一層高まり、結果的にミレディー捕縛へと繋がった。
1987年~1989年にNHK総合で放映された「アニメ三銃士」においては仕立屋ボナシューの一人娘(未婚、16歳)とされている。NHK的には仕方ないね。だがかわいいは正義。
…といいつつ人形劇の新・三銃士では原作通り人妻設定が復活。これも時代か。幅広い需要に応えてくれるではないか。
因みにこちらのコンスタンスは最終回までミレディー同様に生き延びている。
前後するが、1981年~1982年に毎日放送・TBS系列で放送された「ワンワン三銃士」ではボナシューの姪で名前もジュリエットという、いささか捻った改変がなされている。(CV:潘恵子)
いずれにおいても当時のフランス王妃アンヌ・ドートリッシュの侍女であるのは同じ。
関連イラスト
アニメ三銃士版コンスタンス
(CV:日高のり子)
自分でも言うとおり優しいが、気も強い。原作以上に王妃の片腕として働いているかも。
新・三銃士版コンスタンス
(CV:貫地谷しほり)