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牛山辰馬の編集履歴

2022-04-29 04:43:37 バージョン

牛山辰馬

うしやまたつうま

牛山辰馬とは、漫画「ゴールデンカムイ」の登場人物である。あだ名は「不敗の牛山」。

お嬢ちゃん いい女になりな


男を選ぶときは…チンポだ

概要


CV:乃村健次


入れ墨を持つ脱獄囚の一人。

大柄な柔道家の男。その圧倒的な強さから「不敗の牛山」と呼ばれている。日々の鍛錬で皮膚の一部が異常に硬くなっており、額に至っては五寸釘を通さないほど頑丈な四角いコブとなっている。(五寸釘を刺そうとした相手が戦闘面で非力だったというのもあるが)

読者からの呼称は「チンポ先生」

由来は、「男を選ぶときには一度抱かせて、その男のチンポが紳士かどうか確かめろ」という金言をアシㇼパに残したことから(キロランケも「そのとーり!」と力強くうなずいている)。これがよほど心に残ったのか、以来「チンポ先生」として慕われている。

牛山の方もアシㇼパを年下だからといって見下すことなく「お嬢」と敬称で読んでいる。

後述の項目にもある通り、人格・実力ともに、脱獄囚の中では頭一つ抜けた能力を持っている為か、精鋭ぞろいな第七師団と戦う為の人員をかき集めていた土方歳三に真っ先にスカウトされ、その後すぐに加わった永倉新八と共に土方一派を強力に支えている。

明治時代の日本という舞台において、特殊な職業でもないのに普段の服装が背広というなかなかの洒落者。また、道着を寝巻(部屋着)として着用しているようである。


人物像

変態や狂人が跳梁跋扈する本作において、貴重な常識人にして作中屈指の聖人


ひたむきで情に厚く、献身的で紳士な男である。

自身が女好きであることもあって、女子供に優しいが、単に優しいだけでなく、きちんと相手との合意の上での関係を結ぶことを是としており、相手が心に決めた人物がいると知れば素直に身を引く潔さや、空気を読んだ言動を取れる理知的な性格。

蔑まれることの多い娼婦観音様と言い切る紳士っぷりで、一般的に見て容姿の優れない女性であっても、それを理由に見下すことは決して無い。

(というか、成人女性であれば美人不美人関係なくデレている)

ただし女性であろうと裏切り行為には相応に怒りを見せる。

また、自身が柔道を嗜んでいるからか、格闘技や武道を学んだ者の実力を測ることに長け、実力を持った人間に対して一目置くという、武道家らしく正々堂々とした一面を持っている。

男であっても口調こそぞんざいだが粗雑に扱うような真似もあまりしたことはなく、最低限の礼節をわきまえて接する。

そのためか、アシリパが先生と呼んだ現状唯一の人物である。

まさに、健全な肉体に宿る健全な精神の持ち主といえよう。


そんな彼の最大の欠点は、下半身に脳みそが付いているかのごとく凄まじい性欲。

 その旺盛さは、心を落ち着けるために定期的に女を抱かなければならないほどで、その性欲が時折り酷い暴走を招くことがままある。

 欲求が限界にまで高まると、土方曰く「永倉ですら襲いかねない」というからマジで見境がない。

実際に札幌世界ホテルでは酔っぱらった勢いで白石を襲いかけている

 そもそも投獄されたきっかけが「師範の妻を寝取り、その制裁を受けた際に逆に返り討ちにしたどころか師範を殺してしまい、同行した弟子たちにも重傷を負わせたから」というとんでもない男である。

本来は優しく善良な人物なのだが、旺盛すぎる性欲が彼を情緒不安定にしてしまっていると言って良い。

性欲によるマイナス点以外は百点満点なのだが、そのマイナスが大きすぎてプラスマイナスでややマイナス寄りになっているという、非常に残念な男なのだ。


戦闘力

純粋な接近戦で言えば、

掛け値なしに作中最強の男


その身体能力はまさに脅威の一言。

例を挙げるだけでも、


  • あの日露戦争の英雄として知られる最強の一等卒不死身の杉元と何度も互角の肉弾戦を演じ、未だに決着がついていない。

  • 突進してきた暴れ馬を払い足で転倒させる

  • (空腹で多少弱っていたとはいえ)自身の倍近くある巨大なヒグマを素手で投げ飛ばす

  • 倒壊してきた家屋から仲間を庇い、自身も潰されることなく余裕で投げ飛ばす

  • 陸軍最強と唄われる第七師団の精鋭達をほぼ一方的に圧倒、文字通り

“ちぎっては投げちぎっては投げ”

の大暴れを見せ、次々と投げ飛ばす。

  • 第七師団最強戦力の月島軍曹を終始圧倒し、勝利を諦めさせ相討ちを覚悟させる。

  • 正面から飛んできた手榴弾を素手で掴み取り、そのまま投げ返す。

  • ガスが充満し火災の発生した危険な炭鉱に単独で突入、閉じ込められ卒倒しかけた杉元と白石を救出する。

など、快挙に暇がない大活躍である。


 もはや別の世界の住人なんじゃないかと疑う桁外れ超人

日露戦争を戦い抜いた師団屈指の実力者達をして「化け物」と言わしめる先生と一対一のタイマンでまともに戦えるのは、



のわずか二名のみである。

この二名でさえ、“掴まれて”しまえばやむなく拘束されてしまうのだからいかに先生が規格外の存在なのか理解できるだろう。岩息は、「殴り合いに持ち込んで勝ったこともある」と話しているものの「こともある」という含みのある言葉から、殴り合いに持ち込んでも常に勝てたわけではない可能性も示唆されている。


ただし、いくら先生でもさすがに銃弾には敵わず負傷するため、開けた野外などで武装した複数の兵士に遭遇した場合はやむを得ず撤退する場面が何度か見られる。

刃物は場合によって腕で受け止めることもあり、手を貫かれても臆することなく冷静に対処し、刺さりどころによってはそのまま力任せにへし折ってしまうことも。


あくまで先生は殺し合いに身を置く「軍人」ではなく正々堂々とした「柔道家」なのである。


余談

モデルとなった人物は、「不敗の牛島」と呼ばれた柔道家、牛島辰熊ではないかと推察されている。


描くに当たって

牛山を描く際にぜひとも注意してほしいのが、彼のである。原作のジャケット等ではそのボコボコした指関節が描かれているのだが、これは柔道やブラジリアン柔術など、着衣組技格闘技を長年激しくやりこんだ人間にできる変形症。


そう、この指は牛山が傑出した柔道家である何よりの証拠なのである。気になる人は「柔道 指」などで検索してほしい。

実は耳は体質により20年以上やっている人でも膨れない場合があり、決して鍛錬期間の長さを物語るものではないのだが、指についてはそうではない。


柔道やレスラーなどを描く際、内出血によって膨れた耳は顔という非常に目立つ場所にあるため比較的よく描かれているが、指は格闘技漫画ですらあまり細かく描かれない。


関連タグ

ゴールデンカムイ 柔道

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