概要
ゴーマ族が使用する巨大化用アイテム。
外見は銀色の球形をした爆弾であり、一般のゴーマ怪人だけでなく、ガラ中佐やザイドス少佐のような幹部クラスも携帯している。
通常時に巨大化爆弾を複数収納しているトランクも存在し、蓋の内側は遠くの場所を映し出すモニターとしても機能する。
使用の際に本体の頭頂部に取り付けられた小さい球形のピン(※1)を引き抜き、足元に叩き付ける事で起爆させ、その際生じた爆発のエネルギーを吸収して巨大化する。
一応のロック機構はあるが、安全性には少なからず難があり、本人に巨大化の意志がないにも拘らず、何らかの弾みで簡単に誤爆し、なし崩しに巨大戦に突入するパターンも何度かある。
巨大化の効果はあくまで一過性のものであり、仮に巨大戦で敗北しても完全に爆散するような致命傷を負わなければ、一定時間後に元のサイズに戻る事ができる。
パチンコ大名人は突如出現した大神龍に踏み潰されそうになって慌てて逃げ出し、その勢いで等身大に戻っている。
ザイドスやゴーマ3ちゃんズが2回使用(※2)しており、いずれも命辛々生還している為、後の作品に登場する巨大化アイテムのように命を縮めるようなデメリットはない事が窺える。
更にメディア魔術師のように等身大の状態で死亡した場合、その亡骸に投げ付けて爆発させる事で再生巨大化も可能だが、その際に生前の自我は失われるらしく、戦闘中も終始無言のままとなる。
『マイティ・モーフィン・パワーレンジャー』の第2シーズンでも同様の効果を持つアイテムとして登場しているが、こちらでは原典と使用のプロセスが多少異なり、宇宙からロード・ゼッドが投げ付け、地上のモンスターが受け取って爆発させている。
(※1)ピンの方も本体と同じ球形である為なのか、ザイドスが2度目の巨大化の際、間違ってピンの方を叩きつけそうになり、寸前で気が付いて「こっちだぁー!」と改めて本体を投げ直した。
(※2)ゴーマ3ちゃんズが2度目に巨大化した際、正確には巨大化爆弾そのものではなく、野球のヘルメットに取り付けた爆弾が起爆した事によるものである。その直前に別のヘルメットの爆弾が起爆し、テンマレンジャーもその爆発に巻き込まれているが、転身を解除させる以外には特に異変が生じる事はなく、普通の人間には巨大化の効果は働かない事が窺える。
関連タグ
巨大化の系譜
ドーラセプター→巨大化爆弾→妖怪エネルギーの落雷