レゾ=グレイワーズのコピー・ホムンクルス。
声優はオリジナルと同じ子安武人。
概要
赤法師レゾとその助手だったエリシエル=ヴルムグン(エリス)が目の治療の実験台として作ったコピー・ホムンクルス。実験の末に目は開いたが、レゾの目は同じ事をしても開かなかったため、レゾから八つ当たりとして様々な実験を施された。そして魔族と合成された結果、目の部分に鞭のようなトゲつきの舌を生やした口、額に横向きに巨大な目という異様な体にされる。それと同時に自我が芽生え、レゾを恨んで復讐を企むが、実行に移す前にレゾが死亡。レゾを倒したリナ達を倒す事でレゾを超えようとした。しかし「レゾから与えられた力ではレゾを超えたことにはならない」と気づき苦悩する。
当初はエリスの操り人形のフリをしていたが、彼女が邪魔になると容赦なく殺害。純魔族ヴィゼアを従わせる程の力を持ち、三つの口で人間には発音不可能な複合混成呪文を操り、サイラーグを一撃で壊滅させた。
リナに祝福の剣(ブレス・ブレード)で胸を貫かれ、さらに「治癒(リカバリィ)」の呪文をかけられた神聖樹(フラグーン)に瘴気を吸い尽くされて死亡する。
アニメ無印では事実上のラスボスとして登場。生体実験の設定は無く、エリスを殺しザナッファーの力を強奪して自らに取り込むなど強化されていた。また、容姿はレゾと全く同じになり、口は両手の平に移された。
しかし、REVOLUTIONでは無印のザナッファーの存在がなかったことにされているため、それを取り込んだコピー・レゾの存在も事実上抹消されたと考えていいだろう。
漫画『超爆魔道伝』ではレゾが死んだ後、エリスがコピー・レゾを使って復讐することを誓う。その際に自我が芽生え、即座にエリスを殺害したというエピソードになっている。このためエリスは回想にしか登場しない。レゾを超えるべく行動を起こし、手始めに『本物』のフリをしてサイラーグの人々に取り入り、リナたちを指名手配した。そしてリナたちを誘き寄せた後、目の前でサイラーグを滅ぼし、対決となる。真の姿は原作ほど禍々しいものではなく、レゾとしての面影が強く残っている。
原作同様リナたちを相手に優位に立ち回るが、レゾを倒したリナたちの力がこんなものなのかと虚しさを覚え自嘲気味に笑い始める。同時に「レゾから与えられた力でリナたちを倒してもレゾを超えたことにはならない」と気づいてしまう。一瞬の隙を突かれて祝福の剣によって貫かれ、治癒の呪文によって瘴気を吸い尽くされて倒れた。死の瞬間、エリスを殺すのではなく抱き締めていればまた違った結末になっていたかもしれないと悔いていた。
別名・表記ゆれ