概要
外見はリナと同年代の少女に見えるが、原作者によれば魔法で若作りをしており、実際の年齢は3、40代。レゾ曰くゼルガディスより魔道に長けているらしいが、直接的な攻撃呪文より「傀儡の術」などを得意としている(もっとも、得意分野の違いこそあれど、扱う魔道の質は本物であり、リナもその技術の腕に関してはある程度認めている)。
愛するレゾを倒したリナ達に復讐しようと企み、コピー・レゾを使って手駒を集める。リナ達に賞金をかけ、コントロール・ルビーを埋め込むことで魔道士を操り、ヴルムグンを名乗らせてリナ達を襲わせた。自身は賞金稼ぎエリスとしてゼルガディスを追っていたが当て身をくらわされ昏倒。その後リナ一行に拾われてしまい、なし崩しに同行する事になる。
リナに正体を見破られるとコピー・レゾを使って戦おうとするが、魔族との合成に手を貸したことを恨まれており、コピー・レゾに殺害された。
派生作品
漫画『超爆魔道伝』ではコピー・レゾの回想イメージで登場するのみ。髪型と服装は描写されているが素顔は不明。こちらのヴルムグンは、レゾを殺された復讐のためにコピー・レゾを利用しようとするが、その際にコピー・レゾに自我が芽生えたことで殺されてしまった。コピー・レゾはリナたちに倒される寸前、彼女を殺すのではなく抱き締めていたらまた違った結末があったかもしれないと悔いていた。ヴルムグンの死はコピー・レゾとの決戦まで秘匿されており、「居もしない黒幕」という扱いだった。
アニメ無印(CV:石川悦子)では赤法師レゾの一番弟子とされ、リナ達とは当初から敵として対峙した。原作では面識の無かったゼルガディスとは姉弟弟子として顔馴染みであり、名前も終始エリスだった。服装も派手な悪の女黒魔道士然とした黒のボンデージ系ファッションで、外見年齢もリナ達よりやや年上の20歳くらいに変更されている。原作の誰かさんを思い出すが、気にすることはない。
しかし、REVOLUTIONでは無印のザナッファーの存在がなかったことにされているため、それを利用しようとした彼女の存在も事実上抹消されたと考えていいだろう。
別名・表記ゆれ