CV:塩屋浩三
赤法師レゾ配下の半魚人。魚から直接手足が生えたような外見をしている。
概要
虚ろな眼差しと艶具合の良い鱗の持ち主で、「群れで一番のハンサム」を自称しているが、同族のラハニムからは「ハンサムぶった優男」と評されている。ゼルガディス=グレイワーズが、リナ=インバースを拉致した際に居合わせただけで、レゾとゼルガディスの争いではどちらにもつかずにいつの間にか行方をくらまし、その後は登場しない。
またリナを拉致した際に、情報を吐かせるどころかリナの口の悪さに怒りだしたゾルフが目的を嫌がらせに切り替えてしまい、誰がやるかの話で、獣人のため人間を抱くことに忌避感のあるディルギアと負傷中のゾルフは相手を出来ないとしてお鉢が回ってきたヌンサは承諾。
流石に魚人相手には嫌悪感を抱いたリナだったが、行為の意味を理解してなかったヌンサはゾルフたちから『生殖行為をやれ(要約)』として行為に及ぼうとしたが、ヌンサの種族の生殖行為は自然界の魚類と同じ方法だったことが判明。空気が白けて、リナの貞操は守られたのだった(ただし、猿轡を噛まされて反論できずに悪口を言われることで、ゾルフは溜飲を下げていた)。
その時の「タマゴを産め」は印象的であろう。エロいシーンを期待していた男子諸君には残念であったであろうけど。
角川つばさ文庫でのリメイク版ではゾルフが死ななかったため、彼やロディマスと共にゼルガディスの傘下として働いている。
実力
殆ど出オチのような扱いで、アニメを始めとしたメディアミックス作品でも文字通りの雑魚扱いだが、実はゼルガディスより魔道に長けていると評されるレゾ配下一の攻撃呪文の使い手である。
半魚人の中には竜族トップクラスの黄金竜(ゴールデン・ドラゴン)よりも魔力容量の高い個体もいるが、個体によるブレ幅の大きい種族なので、正確な魔力容量は不明。しかし、人間には使えない水系最強の攻撃呪文が使えるらしいので人間以上の魔力容量を持っているのは確実である。
ただ前述通り扱いは悪く、アニメでは水中戦を仕掛けたにもかかわらずある方法でゼルガディスに焼き殺され、死体はディルギア配下の怪物たちが持って帰ったはいいものの、あまりに美味そうだったので怪物たちに喰われて骨だけにされてしまったり漫画版の超爆魔導伝ではウロコ攻撃でリナ達を手古摺らせるもウロコがなくなった途端ガウリイの剣で下ろされた挙句そのガウリイに焼き魚にされて食べられた。部下からこの話を聞いたゼルガディスは「毒でも仕込んでおけばよかったな」と真顔で言い放っていた。