どうして概要が説明されるんだろう?
PSP用ソフト『イレギュラーハンターX』に収録されているムービー『The day of Σ』にて、増え続けるイレギュラーに対してエックスが呟いた一言である。
これを聞いたゼロはエックスにこう返答した。
『プログラムのエラー、電子頭脳の故障。俺達レプリロイドの高度な情報処理能力の、いわばツケだな』
どうしてネタ扱いされているんだろう?
ネタ色が強いが、これはエックスが他のレプリロイドには無い「苦悩する」回路を持っているために「理論的には説明できない、何か感情的な理由があるんじゃないか」と考え、苦悩した結果の発言なのである。
例えれば「人が人を殺すメカニズムが理論的に証明された時代に『どうして人は人を殺すのだろう』と言う」ようなものである。イレギュラー化が上記した様な「プログラムのエラー」だけで片づけられるものではないんじゃないか、とエックスは考えるのだ。
案の定、シグマは「エックスの持つレプリロイドの可能性の探究」の結果、ルミネは「食物連鎖的に考えれば進化した自分たちが古い存在を淘汰するのは当然の事」と考えた結果、イレギュラー化した。言い換えれば、イレギュラー化の要因となる「考え」を探究しようとして、二人はイレギュラーとなったのである。そう考えれば、エックスのこの感情は結構深い。
余談であるがロックマンちゃんでは新型のプロトタイプを10体を制作したら、ろくでもない問題児ばかり生まれた挙句、開口一番「人類はこの星にとって病魔そのもの」と言い放つ始末だった。
まァ、『ゼERO』ではこの事は無視して、ひたすらイレギュラー化するエックス(SEエックス)を笑ってしまおう(いわばケツだな)。