概要
コース上に設置された障害物を越えてゴールを目指す。馬術の障害飛越と違って飛越のスタイルそのものは評価対象にはならず、ゴールへの着順で順位が決まる。
障害を飛び越す方法は横をすり抜けでもしない限り問われない。
障害を飛び越す際に失敗して馬が転倒したり、騎手が落馬したりすることもある。そのためスピードを抑えるべくコース長は長距離で設定され、斤量も重めに設定されている。
日本における障害競走は1960年代から人気が低迷し、芝の平地競走(いわゆる競馬と聞いて連想されやすいもの。スタートからゴールまでの速さを競う)で活躍できなかった馬が障害競走に転向し、もうひと頑張りする場という傾向が強かったが、近年はオジュウチョウサンの活躍などにより注目度合いも上がっている。
ただ主催者に一定の余裕が無いと障害競走は行えず、法律上は地方競馬でも障害競走を行うことが認められているが、岸和田市にあった春木競馬場での開催を最後に地方競馬での障害競走は行われていない。
国際的に見ても国際競馬統括機関連盟に加盟している70ヶ国のうち、障害競走を開催しているのは10ヶ国と少ない。
JRAにおける障害重賞(グレード)
- 阪神スプリングジャンプ(J・GII)
- 中山グランドジャンプ(J・GI)
- 京都ハイジャンプ(J・GII)
- 東京ジャンプステークス(J・GIII)
- 新潟ジャンプステークス(J・GIII)
- 小倉サマージャンプ(J・GIII)
- 阪神ジャンプステークス(J・GIII)
- 東京ハイジャンプ(J・GII)
- 京都ジャンプステークス(J・GIII)
- 中山大障害(J・GI)
※J・G(Jump・Grade)