菅牧典
くだまきつかさ
「ほら私の言っていたとおりになったわ」
「何かと都合が良いと思って甘やかしてきたが…… 坑道を荒らしに来るようならもう用なしだ 人間らしく死ね!」
概要
種族 | 管狐 |
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二つ名 | 耳元で囁く邪悪な白狐、白い管狐 |
能力 | 魂の弱い所に入り込む程度の能力 |
登場作品 | 東方虹龍洞(5~EX面中ボス) |
大天狗・飯綱丸龍の腹心。種族は漫画『東方茨歌仙』にも登場した管狐。
飯綱丸の頼りになる右腕で命令以上の成果を出す……と思われているだけで、実際は相手の心の隙間に入り込んで混乱を引き起こすという厄介な存在。
主人の動向を敵に報告して主人を裏切るような行動を取ったり、大ムカデに自機勢らは盗掘者だと嘘を吹き込んでけしかける等、作中でやっている事が中々にゲスい。
本人は 「面白くなってきたわー!」 と事の成り行きを楽しんでいる様子である。
そして極め付きは彼女の助言を聞いた者は、金銭的に恩恵を受けるが、最終的に破滅的な結果が待ち受けているのである。
しかし主人である飯綱丸が被った被害は、少ないどころか利益になった事のほうが多いため、混乱を呼んでるように見えてちゃんと主人の為に働いている……のかもしれない。
注意点として、管牧典ではなく菅牧典である。
管狐の「管」はたけかんむりに対し、菅牧典の「菅」はくさかんむりである。誤表記に注意。
(菅は「すが」と読むため、「すが」と打って変換するか、あるいは菅を「くだ」として辞書登録すると早い)
初登場の『東方虹龍洞』では、5面・6面・EX面それぞれで中ボスとして登場しているという、筋金入りの中ボスである。しかも、登場した全ての面でボスとの会話にも参加しており、否応なしに印象に残る。
なお、omake.txtでは「ボ中ス」と誤表記されており、軽くあだ名のようになっている。見かけたとしても、ただの誤字ではない可能性もあるので注意。
種族
容姿
頭部に狐の耳、尻に狐の尾を生やした、典型的な狐の獣人。前髪の一部が長いのも特徴的。
白いチャイナドレス風の衣装に身を包んでいるが、よくある横に深いスリットが入っているものではなく、膝上太腿くらいまでのズボン状になっているタイプ。
どちらかというとベトナムの民族衣装である、アオザイに近い。
立ち絵では右手で狐の形を作っており、逆の左手には液体が入った試験管と思わしきものを持っているが、中身は不明。
管狐を飼う筒を模したものだとも考えられるが、果たして……。
スペルカード
全て虹龍洞Ex中ボスでのスペルカードである。
- 狐符「フォックスワインダー」
- 管狐「シリンダーフォックス」
- 星狐「天狐龍星の舞」
元ネタ
管狐はZUN氏の地元である長野県を含む中部地方を中心に伝わる狐の憑き物の一種である。
別名を飯綱(いづな)と言う他、飯綱丸の元ネタの飯綱権現も管狐を使って「飯綱の法」と言う術を使うとされている。
飯綱丸の配下と言う設定も、まさしくこの繫がりから来ていると見て間違い無い。
余談
「管狐」なのに「菅牧典」という表記であることに関しては、様々な考察がされている。
なお、2021年7月17日に配信された『東方ステーション(東方虹龍洞特集)』にてZUN氏本人がこの命名に意図があることを認めたが、理由は語られなかった。
- 検索妨害を避けている説
- 「管狐」の「管牧典」だとあまりに単純すぎると神主が判断した説
- 管狐を「菅狐」と記している文献が実在することから、その誤字をネタにしている説
- 今後の作品の伏線になる説(意図があると匂わせてはいるが理由は語られなかったことから)
- 例の曲と同じく、このご時世や政治を風刺している説(意図があると匂わせてはいるが理由は語られなかったこと、東方は今までにも風刺ネタが見られたこと、少々強引だと思われるが典の「……であります」という台詞から)
- キャラ名の漢字はなるべく元ネタからずらすようにしている説(元ネタのままの名前のキャラも何人かいるので、全員が全員というわけでは無さそう)
- 意図的にこうしたけど特に意味はない説
- 『女菅狐』と書いて「メスガキツネ」と読ませるため説
……最後のはさすがに可能性が低いと思われるが。
二次創作では
カップリング
主人である飯綱丸との関係を中心に色々と開拓がなされている。(めぐつか)
他には、狐つながりとして八雲藍と共に描かれることもある。
なお、二次創作の面においては
「主人に対しては不忠義者だが外に対する対応は良い藍」
「主人に対しては忠義者だが外に対する対応は悪い典」
と真逆のキャラ付けをされる事が多い。