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ティーネ・チェルクの編集履歴

2022-06-24 04:20:08 バージョン

ティーネ・チェルク

てぃーねちぇるく

ティーネ・チェルクとは書籍「Fate/strangeFake」の登場人物である。

概要

偽りの聖杯戦争におけるアーチャーの二代目マスター。

その出自は、聖杯戦争の舞台となるアメリカ合衆国の都市「スノーフィールド」がまだ都市開発される前から千年以上に渡りその大地を守り続けてきた部族(ネイティブアメリカンのように褐色肌が多いが白人や黒人も混合している)の総代を父の死後に受け継いだ幼童。


"己が故郷であるスノーフィールドの奪還"と"聖杯戦争勃発の為に故郷を自分達から奪った魔術師達の排除"を目的に聖杯戦争への参加を決意。「宝物庫の鍵」を触媒にアーチャーを召喚して聖杯戦争への参加を図った魔術師から令呪を奪って二代目マスターとなった。


また、スノーフィールドの奪還の為に街中に一族からなるネットワークを張り巡らせており、自身も総代として数十から数百人もの部族の仲間を従えて彼らと共に聖杯戦争に臨む。

人物像

白いドレスと褐色の肌が特徴的な端正な顔をした12歳ほどの子供だが、基本的に無表情で感情の起伏に乏しい。これは祖父より引き継がれた一族の悲願を達成させる為に己の心や感情を捨てたことに起因しており、例え己の名誉が泥にまみれ命を失おうとも構わないと、強い覚悟を持って聖杯戦争に臨んでいる。


また部族の仲間の前では己の弱さを見せず、聖杯戦争初戦においてのアーチャーの宝具連発で大量に魔力を回された際にも気丈に振る舞っていた。


サーヴァントであるアーチャーに対して忠節と礼節を持って接しており、その強大な力を借りる為に命を賭けるつもりであった。

アーチャーの方は、戦うやる気が起きず若返りの薬で子供の頃の自分に替わり、代わりに聖杯戦争を任せようとしていた。しかし、その瞬間に美しい歌声が聞こえてきて、その歌声を聞いてエルキドゥが召喚されたことに気付き、それによりこの聖杯戦争にやる気をみいだしたのと同時に内面も丸くなった彼は、ティーネ自身が幼い子供であることもあり、無関心だったのが気にかけれるようになる。

自由奔放かつ傲岸なアーチャーに振り回されることで、ティーネは年相応の子供らしい表情を見せることも増えてきている。

また、「幼童は幼童らしく王の威光に目を輝かせていろ」「お前の悲願は自分の意志か?他人の受け売りか?」等のアーチャーからの問いかけにより、人間的に精神が少しずつ成長している。

能力

スノーフィールドの大地の外では魔術の行使も出来ない一般人だが、故郷の土の上ではかなりの実力を持つ。

実際に、ギルガメッシュを召喚すべく工房に籠っていた魔術師のもとに単身で乗り込み、召喚中の隙を突かれるのを警戒して張り巡らされていた罠や結界を一切反応させずに解除し、令呪の宿った右手を焼き切っている。


その後、敵魔術師から放たれた、呪いと熱と衝撃が込められた黒い光球が着弾する一呼吸の間すらない時間に『まるで、極限まで呪詛を圧縮したが故に無音に辿り着いたかのような、圧倒的詠唱』とまで称される無音の詠唱で巨大な炎の顎を発生させ、敵魔術師を光球ごと消滅させている。

その他、風を発生させ防護壁とする、風よけや重力操作、結界などのあらゆる魔術を駆使する。スノーフィールド内にいる限り、地脈のマナをそのままオドへ変換することも可能。


彼女は魔術師や権力者たちから追放された部族が復讐を成す為に数代にかけて『造り出された』存在であり、一族は文字通り身を捧げてきた。具体的には土地に誓約を結ばせ、土地の霊脈の力が及ばない場所に移れば死ぬかわりに、その見返りとして土地の霊脈と己の命を同化させることで、無詠唱にも関わらず最高の効率で強力な魔術を繰り出せる。


ティーネもまた、次世代へ繋ぐための贄として生まれており、彼女の12人の兄と9人の姉は既に全員生贄として土地に取り込まれている

本来ならば、彼女もまた生贄として同じことを成すはずだったが、土地を簒奪した魔術師たちがその目的である聖杯戦争の再現を目前としたことで、土地守りの一族はティーネに聖杯戦争の知識と戦う為の魔術を教え、マスターとしている。


一族にとって、彼女は敬意を払うべき長(主人)であると同時に使い潰さねばならぬ触媒であり、ティーネ自身も簒奪者である魔術師たちへの呪いそのものとして生きることを受け入れている。

幾千幾万の命を煮詰め上げた鈴生りの呪詛とその成果であるティーネを、エルキドゥは「なるほど、雰囲気が似ている筈だ。君の一族は、旧き神々と同じような真似をしたんだね」と評している。

関連人物

助力を仰ぐために二代目マスターとして契約した弓兵のサーヴァント。

忠誠と敬意を払い臣下/部下として振る舞い、彼の助力を得る為に命を賭ける覚悟を決めている。

彼の方は、最初は戦うやる気が起きずに子供の頃の自分に聖杯戦争の代わりを任せようとしていたが、エルキドゥが召喚されたことで聖杯戦争に対してモチベーションが上がったのと同時に内面も丸くなった為、ティーネが幼い子供であることもあり、無関心だったのが気にかけれるようになる。

彼の語る人生観や問いかけは己の感情を殺したティーネの心を揺さぶり、少しずつ精神的に成長させている。

  • とある魔術師

ギルガメッシュを召喚した人生の全てを捧げた魔術師。

召喚の触媒に「宝物庫の鍵」を使った彼を「蔵の鍵を盗みし賊」として右手を令呪ごと切り落とし、自分を殺そうと反撃してきたところを、無詠唱で召喚した巨大な炎で焼き殺した。

  • 部族の仲間達

数百人にも昇る黒服を纏ったティーネの部下である男女。ティーネの意向に従いギルガメッシュに臣従している。

ティーネは彼らの長(主人)として弱い部分を見せずに振る舞っており、彼らもティーネに敬意を払い接している。

しかし、どうやら彼らの中にアメリカ政府への内通者がいるらしく・・・?

敵対するサーヴァント。

ティーネが幼い子供であることを理由に色々と彼女を気にかけている。

ティーネの方は「敵として見做されていない」ことを結構気にしている。

敵対するサーヴァント。

ティーネが幼い子供であろうと「聖杯戦争に参加している覚悟がある敵」と見做し、容赦なく攻撃を仕掛けてきた。

ヒッポリュテは生前の因縁の他に、彼がティーネを攻撃したことに対して酷く激怒し、対立している。

関連項目

Fate/strangefake 聖杯戦争 先住民族 褐色

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