概要
モンスターファームに登場するカラクリ型モンスター。
ドラゴンと並ぶ条件を満たさないと再生、育成できない隠し種族の代表格。
普段はUFOのような姿で浮遊しているが、戦闘の際は人型に変形する。
男のロマンと呼ぶにふさわしい要素を数多く持つ点から、シリーズでも高い人気を誇る。
性能
基本的にすごくいい子。真面目でブリーダーの指示はよく聞き、『3』ではそれに加えてトレーニングに成功・大成功し易いプラス効果のある特徴「忠実」を持つ為、殿堂入りにはうってつけのモンスターになっている。
パラメータ・適性は攻撃面に割と優れているが、回避以外の防御系パラメータは伸び難い。精密機械だから衝撃に弱いのだろうか。
見かけだけと思ったら技もロマンあふれたものが多い。
初期はロボにも関わらず、ローキックやらヌンチャクやらの肉体波な技が多かったが、中にはレーザーブレードやロケットパンチ等のロボットらしい技も覚える。
『3』以降は相手をロックオンした後に高威力のレーザーを放つ「イオン砲」等、メカメカしい技が増えてきた。但し、その代わり種類は減った……。
UFO形態は結構可愛いので、もし家にモンスターファームがあるなら育ててみては。
ヘンガー種がSUBのモンスターは、ヘンガーをそのままメインの種族の形にしたようなモンスターが多い。
比較的弱点が少なく、命中が伸び易くなるのでそこそこ優秀。
派生種
オメガレックス
ディノ派生。鱗があしらわれた緑色のボディに、コアに爬虫類の瞳の意匠が施されたヘンガー。
1では四大大会の対戦相手グレブとして登場する。
ガイアー
ゴーレム派生。岩肌を思わせる灰色のボディに、コアが紫色の複眼が特徴のヘンガー。
1ではヘンガー種で最も力が伸びる。
ダークヘンガー
モノリス派生。黒いボディにコアの部分が顔となっているヘンガー。
1では丈夫さがヘンガー種で最も伸び易い(それでも最低よりはマシ程度だが)。
プロトメサイアー
ガリ派生。白いボディにコアに瞳の意匠
命中の伸びが最高で賢さも伸び易いと、1時代では純血種やオメガレックスの上位互換な適正に加え、見た目のかっこ良さから人気は高かったが……。
派生種一覧
名称 | SUB種族 | 初登場作品 |
オメガレックス | ディノorロードランナー | 1 |
ガイアー | ゴーレム | 1 |
プロトメサイアー | ガリ | 1 |
マグネティックス | レア | 1 |
ガーラント | ドラゴン | 2 |
ヒューイ | メタルナー | 2 |
エンドブリンガー | ジョーカー | 2 |
カラクリ | モック | 2 |
ダークヘンガー | モノリス | 2 |
スケルトン | レア | 2 |
ピーチスタイル | ピクシー | GBA2 |
ファクトリンガー | アローヘッド | GBA2 |
プロトシースリー | スエゾー | GBA2 |
トインガー | ダックン | GBA2 |
ソウルシール | ナーガ | GBA2 |
テンダー | モモ | GBA2 |
サブマリンガー | レシオネ | GBA2 |
ダークブリンガー | ザン | GBA2 |
スカルウェーブ | アントラン | GBA2 |
プリウス | レア | GBA2 |
ウォーリアー | レア | GBA2 |
サーチャー | レア | GBA2 |
フランケン | レア | GBA2 |
プロトメサイアーの悲劇
『モンスターファーム2』では、ガリ派生種のプロトメサイアーを再生しようとすると、フリーズしてしまう(初期版のみ、ベスト盤ではエラーメッセージが出る)バグが存在する。
こうなった理由だが、なんとスタッフがプロトメサイアーのデータを入れ忘れてしまったのが理由らしい。
だが……
悲劇から時は過ぎ
Switch/Android/iOS移植版『モンスターファーム2』にて実装が決定。
PS版の発売から実に21年越しの登場となった。
アニメ版
アニメ版「モンスターファーム 円盤石の秘密」では古代人が開発したモンスターロボットという設定で登場。特殊な太陽電池が搭載されている為半永久的に活動が可能であり、大勢のヘンガーで編成された「シティ警備隊」によって古代人の都市が数千年間守られている。警備隊の活動は主に都市の清掃、設備の修繕、危険人物の排除でありそれを取り纏めているのは「テクノドラゴン」。基本的には自立行動は不可能に設定されていたが、約1年前にある1体のヘンガー(CV.緒方賢一)の回路がショートしそのヘンガーのみ自立行動が可能となった。自立行動が可能となったヘンガーは世界の状況を知るため都市の外に出たが、既に古代人が最終戦争により滅び去っていた事を知る。それを他のヘンガー達に伝えようとするも、危険人物として排除されかかってしまう。